クイーン+ポール・ロジャース(Queen And Paul Rodgers)
来日公演も盛況だった様子のクイーン+ポール・ロジャースだが、先日WOWOWでイギリスでのライヴが放送されていたので、それを観た。最近DVDもリリースされたばかりだが、もしかするとそれの短縮版だろうか。
映像はブライアン・メイ、ロジャー・テイラー、ポール・ロジャースのインタビューで始まった。今回のツアーのきっかけになったのは、ストラトキャスター・ギター・フェスティバルでのブライアンとポールとの共演だそうだ。そしてライヴシーンへとなるのだが、会場は2万人くらいの規模のアリーナ。ステージ正面の中央部から、客席に向かって花道が突き出ていて、ポールはそこで熱唱し、時折ブライアンもギターを弾きながら花道に躍り出ていた。
曲は序盤はミディアムからスロー気味が中心で、じっくり聴かせるというモード。中盤にブライアンの弾き語りのコーナーがあり、なんとロジャーがヴォーカルを取る曲もあった。後半はさすがにお馴染みのヒット曲満載で、その中にポールの持ち歌である『Can't Get Enough』や『All Night Now』などもさりげなく挿入。もし映像の編集でなければ、曲はメドレー形式で間を置かずに続けて演奏されるケースが多かった。
ワタシはクイーンについては、こうだという自分なりのイメージがない。いくつかの曲はロックの枠を飛び出してスタンダード化した印象があるし、またフレディの衝撃的な死もリアルタイムで認識してはいたが、それは一般的なイメージと大差ない。持っているCDも、活動停止後にリリースされた編集盤しかない。いつかはオリジナルアルバムを1枚1枚じっくりと聴いて、その音楽性や活動ぶりを掘り下げてみたい、と思っている。
関連記事
-
ボヘミアン・ラプソディ ライヴエイド完全版
クイーンの、というよりフレディ・マーキュリーの伝記映画、『ボヘミアン・ラプソディ』。公開当時
-
Rhapsody:フレディ・マーキュリー(Freddie Mercury)写真展(2001年12月)
1991年11月23日に自らがAIDSであることを公表し、翌24日に帰らぬ人となった、フレデ
-
「ボヘミアン・ラプソディ」を観た(ネタバレあり)
空港で働くフレディは、詞を書きながら夜はライヴハウス通いをしていた。ブライアン・メイとロジャ
-
クイーン 輝ける日々
クイーンのドキュメンタリーが2011年に英国BBCで2回に分けて放送され、DVD化されている
-
クイーン(Queen)展(2011年12月)
フレディ・マーキュリーが亡くなったのが、1991年11月24日。それから20年後の2011年
- PREV
- 私のこだわり人物伝 談志が語る手塚治虫
- NEXT
- もうすぐOasis来日