ピクシーズ（Pixies）、2005年来日公演ライヴCD

昨年12月に、初の単独来日公演を果たしたピクシーズ。各公演はライヴ録音され、CDとして販売されることになっていた。ワタシは12月5日と11日の2公演に足を運び、どちらのCDも申し込んでいた。発送は1月下旬とされていたのだが、1月はおろか2月になっても届かず、結局先週末に到着。お金だけふんだくられて結局来ないんじゃないかと半ば諦め気味だったので、届いて嬉しいというよりほっとした。

開封してまずびっくりしたのだが、パッケージだ。12月5日分は黄色、12月11日分は黄緑というド派手な色で、そしてご丁寧に漢字とカタカナで「東京」「ピクシーズジャパンツアー」と記載されている。曲目もなぜか直訳の日本語で書かれていて、『モンキーは天国行き』『心はどこだ？』などという具合になっている。開けてみると、PAのブースから撮影したであろう、ステージの写真が下地になっていた。

早速両方聴いてみた。12月5日分は26曲2枚組だが、基本的に音のレベルが低く、またレベルが若干上がったり下がったりしているように感じた。この公演はセカンド『Doolittle』からの曲が多く、聴いていてそのときの光景が脳裏によみがえってくる（『La La Love You』での終盤のジョーイのヴォーカルとか）。一方、12月11日分は21曲が1枚に収録されていて、こちらは音のレベルは申し分なく、音質もかなりクリアに聴こえる（音の良し悪しは、Zepp Tokyoとスタジオコーストという、会場の都合もあるのだろうか）。こちらはベスト・オブ・ピクシーズの凝縮版のような選曲で、聴いていて安定感があり安心感もある。

かなり待たされたが、無事にCDが届いてよかった。