Pixies Live At Fuji Rock

解散かまたは活動停止していたバンドが再結成し、ツアーを行うことがすっかり定着した感があるが、今年その中心にあるのはピクシーズだろう。フジロックへの出演という形で初来日も果たし、ワタシも序盤だけではあるが彼らの勇姿を観た。

ピクシーズは、今年の全ての公演をライヴCDとしてネット通販しているそうだ。各1,000枚程度だそうだが、フジロックの音源は4,000枚がプレス。そして日本ではタワーレコードが独占販売するということで、ワタシは横浜駅前のタワレコで予約。発売日は4日だったのだが、お昼に行くとまだ入荷していないと言われ、翌5日に出直して無事入手した。

パッケージは2枚組になっているが、1枚目27分、2枚目36分と、時間的には合計しても1枚のCDに入る分量だ。なんで2枚組に（笑）？それはともかく、始まる直前のものすごい歓声に思わず力が入り、自分もこの中にいたのだという感動がよみがえってくる。ワタシは5曲目の『Cactus』まで見届けて東京事変を観るためホワイトステージの方に移動したのだが、その後も緊張感が持続されたままライヴが続いたのだということを、コレを聴いて初めて知った。ピクシーズは短い曲が多いので、次から次へと連射できる痛快さも感じられる。

ラストでフランク・ブラックが日本語で「マタネ」と言っているのだが、それはこのCDのことを言っていたのか。それとも、単独で再来日することを暗示しているのだろうか。