*

オリジナル・ラブ@フジロック’22

公開日: : 最終更新日:2022/08/03 Fuji Rock Festival'22

出演するのは2019年のレッドマーキー以来。田島貴男が自ら楽しんで歌っていて、それが観る側にも伝わってくるステージだった。

今回のグリーンステージは、もちろん楽しんでいたとは思うが、より音楽を届けよう、伝えようという姿勢を歌と演奏に込めていたように見えた。白スーツ姿でギターをかき鳴らしながら熱唱し、演奏中にもクラップハンズを促すなどしていた。

バンドは、ドラム、ベース、オルガン、そしてギターと女性コーラスはヒックスヴィルの小暮晋也と真城めぐみ、という編成。中盤では、TENDRE河原太朗が加わって「はじめて演奏する曲」が披露された。

そして、すかさず『接吻』だ。短いイントロを経て田島の歌い出しの瞬間、場内がどよめいた。フェスティバルは、なんだかんだ言ってみんなが知っている曲を持っている人が強い。これまでにも、何度かその瞬間に居合わせることがあったし、オリジナル・ラブでもそうなると思っていた。曲のラストはバンド演奏が止まり、田島がスキャットを披露した。

終盤は、田島が回数を提示し、バンドがその回数分ビートを刻むプレイを繰り広げた。15回、20回、最大で25回はいっただろうか。まるでジェームズ・ブラウンのようなパフォーマンスで、ライヴ巧者ぶりが素晴らしかった。

やっぱり音楽はさいこうだ。

関連記事

ゴンちゃん@フジロック’22

フジロック’22(Fuji Rock Festival)を振り返る(1) – 会場など

【コロナ禍での開催】 主催者が参加者に事前に求めた対応は、昨年より緩和。公式アプリのインス

記事を読む

スーパーオーガニズム(Superorganism)@フジロック’22

スーパーオーガニズム(Superorganism)@フジロック’22

4年前のレッドマーキーでは入場規制状態になった、スーパーオーガニズム。今回、ホワイトステージ

記事を読む

モグワイ(Mogwai)@フジロック’22

モグワイ(Mogwai)@フジロック’22

ホワイトステージのトリを2度務めているモグワイを、レッドマーキーのトリにというのは微妙な気持

記事を読む

ジャック・ホワイト(Jack White)@フジロック’22

ジャック・ホワイト(Jack White)@フジロック’22

ホワイト・ストライプスとしての初出演は2002年レッドマーキー。その後もラカンターズや201

記事を読む

鈴木雅之@フジロック’22

鈴木雅之@フジロック’22

フェスでは、ヒット曲をたくさん持っているアーティストは最強だ。初日のオリジナル・ラブのときに

記事を読む

  • 全て開く | 全て閉じる
PAGE TOP ↑