ヴァンパイア・ウィークエンド(Vampire Weekend)@フジロック’22
公開日:
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最終更新日:2022/08/03
Fuji Rock Festival'22 フジロック, ヴァンパイア・ウィークエンド
フジロック出演も、そして個人的に観るのも、2018年3日目グリーンステージ以来。このときは、ヘッドライナーのボブ・ディランの後を受けてのステージだった。今回は、自身がヘッドライナーになっての出演だ。
ステージには、地球のオブジェが上部から吊るされた。アルバム『Father Of The Bride』のジャケットに通ずる意味合いだろうか。さて時間になり、AC/DCをSEにしてバンド登場。がしかし、なんと演奏が始まった途端音量が極端に低くなったり出なくなったりという、信じられない機材トラブルが発生。一時的に戻っても、時折バリバリというノイズが入る。
Youtubeで観ている人は配信上の回線トラブルと思ったかもしれないが、実際は現地でのトラブルだ。2016年フジロックのレッチリでもトラブルがあってアンソニーがキレたことはあったが、今回はその比ではない。3曲を終えたところで、エズラは「スミマセン」と日本語で言い、バンドはいったんステージを捌けて機材調整に。
約10分後に再開。今度は大丈夫そうだ。ところで、スクリーンに映るのがエズラ、ベース、ドラムの3人ばかり。ほかはツアーメンバーとのこと。もじゃもじゃヘアーのギタリストがやたらと目立っていて、3人に次いでスクリーンに映っていたが、この人もツアーメンバーだった。後方のもうひとりのドラム、キーボード2人は、ほとんどスクリーンには抜かれなかった。
終盤は、『Cousins』『Diane Young』という代表曲でピークを迎えた。ヘッドライナーの特権であるアンコールでは、地球型のバルーンがふたつ、フロアに投げ込まれていた。オーラスは、なんとボブ・ディラン『Jokerman』のカヴァーだった。途中まではほぼ原曲通りの演奏だったが、やがてインプロヴィゼーションへとシフト。最後にまたヴォーカル部へと戻って終了した。
エズラは、最後に「see you soon」と言っていた気がする。以前は若さ溢れる兄さん風だったが、今回は落ち着き払いどっしりと構えていた印象があり、風格が漂っていた。
一時はどうなることかと思われたが、無事に終了。序盤の機材トラブルの際、場内からはオーディエンスが拍手で後押しした瞬間があった。ちょっと感動した。
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