レコードコレクターズ ブライアン・イーノ特集
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最終更新日:2024/04/13
Brian Eno フジロック, ブライアン・イーノ, ロキシー・ミュージック
物持ちがいい性分で(物を捨てられないとも言う)、狭い自宅を更に狭くしている状態だが、たまにはいいこともある。レコードコレクターズで以前ブライアン・イーノを特集していたのを記憶していて、天袋から掘り出してきて読んだ。2004年7月号、18年前の出版だ。
前半は、イーノの音楽性や芸術性、ヒストリーなどのテキスト。イーノは2001年のフジロックフェスティバルに出演していて、そのときに取ったインタビューも一部引用されていた。イーノが自覚してやってきたことはふたつで、自分が聴きたい音楽でありつつ、自分が聴いたことがない音楽だそうだ。いろいろ凝った音楽アプローチをしてきた人だが、その根底にあるのはシンプルなスタンスということになる。
ディスコグラフィーは、ロキシー・ミュージックの2作に始まり、ソロ作やコラボレーション作などを、ほぼ時系列順に紹介。別掲でボックスや編集盤なども紹介し、限られたページ数ながらロック/インスト/アンビエント/プロデュースといった、イーノの音楽性をほぼほぼ網羅している。2004年出版ということで、最新作はJ.ペーター・シュバルムとのコラボレーション作『Drawn From Life』になる。
1ページながら、映像作品をまとめているのもありがたい。当時イーノ作品は未DVD化で、すべてVHSになるが、ほとんどの作品に言及されていた。2005年にDVDリリースされる『Mistaken Memories Of Mediaeval Manhattan』『Thursday Afternoon』、そしてドキュメンタリーの『Imaginary Landscapes』『One Eno』と、18年経った今読んでも貴重な情報だ。
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