ザ・ウィアード・シスターズ(The Weird Sisters)
ハリー・ポッターシリーズ第3作『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』には、イアン・ブラウンがエキストラとしてちょっとだけ出演している。しかし、第4作『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』には、もっと嬉しいアーティスト出演があった。
物語の前半、クリスマスのダンスパーティーの場面において、ザ・ウィアード・シスターズというバンドが演奏している。このメンバーをよく見てほしい。ヴォーカルがパルプのジャービス・コッカー、ギターがレディオヘッドのジョニー・グリーンウッド、ドラムが同じくレディへのフィル・セルウェイなのだ。観る前には、レディへの誰かがハリー・ポッターシリーズに出演しているとかいないとか、そんな話をうっすら聞いたことがあった。実は、バンド演奏の場面を観たときは彼らと気づかず、後でネット検索した上、結局YouTubeで確認したというわけだ。
劇中の演奏はフルコーラスではなく、このYouTubeバージョンは恐らくだがDVDの特典映像か何かによると思われるフル演奏だ。ジョニーとフィルははっきりわかるし、ジャービスもロングヘアのためぱっと見はわかりにくいが、よく見ればその人とわかる。
実は「ザ・ウィアード・シスターズ」というバンドはカナダに当時実在していたそうで(今も存続しているのかな)、命名をめぐりひと悶着あったようだ。映画制作側は和解金として5万ドルを支払おうとするも、バンド側が拒否。この時点でキャリア15年を超えているそうで、5万ドルでは割に合わないとのこと。裁判騒ぎにまでなったそうだが、結局どうなったんだろ?
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