インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国(2008年)
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インディ・ジョーンズ ケイト・ブランシェット, シャイア・ラブーフ, ショーン・コネリー, ジョージ・ルーカス, スティーヴン・スピルバーグ, ハリソン・フォード
1957年。米軍に偽装したイリーナ・スパルコ率いるソ連軍に捕らえられたインディ・ジョーンズは、友人のマックに裏切られながらも機転をきかせて脱出。しかしFBIに尋問されて共産主義者とみなされ、大学を無期休職にされてしまう。
絶望したインディは国外に脱出しようとするが、マットという若者に声をかけられる。彼が預かっていたインディの旧友オックスの手紙を読み、また彼の母親が助けを求めていて、ふたりはペルーのナスカに向かう。インディはオックスが隠していた秘宝クリスタル・スカルを見つけ出すが、イリーナ率いるソ連軍も狙っていた。
監督スティーヴン・スピルバーグ、製作総指揮ジョージ・ルーカス、音楽ジョン・ウィリアムズ、主演ハリソン・フォードの黄金カルテットによる冒険活劇第4弾で、前作『最後の聖戦』から実に19年後に公開。劇中の時間軸も、19年後になっている。
今回は戦後が舞台につき、秘宝を争う敵もナチスからソ連軍にシフトしている。ソ連軍の女士官イリーナを演じるのは、ケイト・ブランシェット。今回の役は、『アイム・ノット・ゼア』のボブ・ディランや『マイティ・ソー/バトルロイヤル』のヘラに並ぶ、怪演女優ぶりを発揮している。
マットは『トランスフォーマー』などで主演するシャイア・ラブーフで、この時点では有力若手俳優のひとりだった。劇中バイクを乗りこなしたり密林での車両越しのイリーナとの対決など、(CGやスタントを使っているとは思うが)インディに劣らず見せ場を作っている。その後いろいろやらかしているのが、とても勿体ない。
マットの母は、インディのかつての恋人マリオン。彼女は別の男と結婚するも死別していたが、マットの父親はインディであることが明かされる。前作ではインディと父のタッグによる冒険だったが、今回はインディ・マリオン・マットの家族タッグだ。
ショーン・コネリーによるインディの父は写真のみの出演になる一方、マリオンのカレン・アレンは第1作『レイダース』以来の出演になる。また、冒頭でソ連軍がインディを引き連れて忍び込む米軍施設は、『レイダース』のラストで聖櫃が保管された倉庫だった。こういうことができるのも、シリーズの強みだ。
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