*

ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)のドラマー、チャーリー・ワッツさん(Charlie Watts)死去

The Rolling Stones『A Bigger Bang』

チャーリー・ワッツさんが、24日に亡くなられた。日本時間では25日になってからニュースが駆け巡った。死因は、現時点で明示されていない。ストーンズが9月から敢行するツアーにチャーリーさんは参加せず、ストーンズはスティーヴ・ジョーダンをドラマーに起用するというニュースは流れていた。

ストーンズは1990年に初来日し、以降1995年、1998年、2003年、2006年、2014年に来日している。ワタシは、幸いにしてすべての来日公演に足を運んでいた。初来日のときは、まだライヴに行くことが習慣になる前で、自分でチケットを取得する要領がよくわかっておらず、友人に取ってもらった。当然ながら、チャーリーさんはすべての来日公演でドラムセットに収まっていた。

鮮烈だったのは、2003年の来日公演だ。それまで会場は必ずドームだったのが、このときはまず東京ドーム公演が発表され、後に武道館と横浜アリーナが追加された。武道館はキャパシティ1万のアリーナクラスだが、このときだけはまるでライヴハウスのように狭く感じた。横浜アリーナでは、終盤のBステージでの演奏になったときにワタシは自席を飛び出し、至近距離で彼らを観た。

チャーリーさんについて、個人的に思い出深いのは、2006年のさいたまスーパーアリーナ公演だ。このときのワタシの座席はステージ真横で、角度的にはきつかったものの、ステージとの直線距離は近かった。ストーンズだけでなく、袖に構えるスタッフの姿まで、はっきり見ることができた。そしてチャーリーさんだが、スティックを握ってしっかりとリズムを刻むその上腕は、驚くほどに筋肉質だった。のようにフィジカルなイメージはないが、やはりそれでもストーンズの屋台骨を背負うのは、伊達ではなかったのだ。

亡くなられたことは、とても残念。謹んでお悔やみ申し上げます。そして、チャーリーさんが旅立ってもなお、ストーンズは存続する。ミックのなんと冷静なことか。

関連記事

ローリング・ストーンズ、始動

ローリング・ストーンズが、5月10日にニューヨークでワールドツアーの発表を行った。ウェブキャ

記事を読む

ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)のアルバム、アメリカ版とイギリス版

3月の来日公演に備え、最近ローリング・ストーンズのCDを聴いている。 例えばビートルズ

記事を読む

ローリング・ストーンズ(The Roling Stones)、マッスルショールズでレコーディング

ローリング・ストーンズがマッスルショールズに立ち寄りレコーディングした時期と曲が、とても興味

記事を読む

ローリング・ストーンズ展「Exhibitionism(エキシビジョニズム)

Exhibitionism‐ザ・ローリング・ストーンズ展を観に行ってきた

2016年にロンドンで開催され、世界各都市を経てこの3月から東京で開催されている、ローリング

記事を読む

演奏

ワタシは、自分で楽器を弾いたことがない。ギターも、ベースも、ピアノも、なんにもない。友人には

記事を読む

  • 全て開く | 全て閉じる
PAGE TOP ↑