電気グルーヴ@フジロック’21
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Fuji Rock Festival'21 フジロック
平沢進と電気グルーヴの時間がそこそこずれていたので、平沢の前半を観て移動し、電気の後半を観ることにした。ボードウォークを歩いていると、『Shangri-La』の音漏れが聴こえてきた。
グリーンステージに到着。ド派手なライティング、無数のレーザー光線。過去のフジロックで、洋楽アーティストのヘッドライナーでも、ここまで鮮やかにそして圧倒的なステージがあっただろうかと、度肝を抜かれた。編成は、石野卓球とピエール瀧に加え、ギターとエンジニアの4人になっていた。
両サイドのスクリーンは、瀧と卓球を交互に映していた。バックドロップには3つのキューブ状のスクリーンが並び、曲に合わせてランダムに映像を流していた。もしかすると、VJを自分たちでやっていたのかも。
今回、どちらかというと瀧はおとなしめ、一方の卓球は異様なまでのテンションの高さだった。瀧にはあんなことがあり、卓球もレーベル契約終了と自主レーベル立ち上げなど、いろいろなことがあった。去年フジロックが開催されていれば、電気はヘッドライナーのはずだった。そんな背景もあっただろうか。
テクノユニットの強みで、曲間はほとんどなく、ノンストップで怒濤の音の洪水となった。予定時間をオーバーしたところで、ついに『富士山』が。やはり、この曲なしに電気は終われなかった。
フジロックやソニックマニアなどで何度か観ているが、個人的に思い出深いのは、第1回天神山で観たことだ。当時のセカンドステージは現在のホワイトステージよりも簡素で、よく言えば近くで観ることができた。ワタシがはじめて電気を観たのが、このときだった。
あれから24年。電気グルーヴも、フジロックも健在だ。そして、もちろんこれからも。
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