荒馬と女(1961年)
夫と離婚したロズリンは、世話好きなイザベルの紹介で自動車修理工のギドと、彼の親友の老カウボーイのゲイと知り合い、4人で行動することになる。ゲイとギドは野生の馬を狩り、馬肉を缶詰業者に売ろうとする。しかし、馬を可哀相に思ったロズリンは2人を非難し、馬から目をそむける。
ロズリンをマリリン・モンロー、ゲイをクラーク・ゲーブルが演じている。ゲーブルは、クランクアップ後に公開を待たず心臓発作で1959年に亡くなっている。ココに貼り付けているパッケージ画像はカラーだが、実際の映画はモノクロだ。モンローは髪をロングにしていて、大人の女の色気を漂わせている。
1955年にジョー・ディマジオと離婚したモンローは、翌1956年に劇作家アーサー・ミラーと結婚。本作の原作と脚本は、ミラーが手掛けている。しかしモンローは荒れていて、精神病院に入ったり、ケネディ兄弟との不倫が噂されたりと、ミラーとの生活は不安定だった。結局、ミラーとは本作公開の1961年に離婚。モンローは、翌1962年に亡くなっている。つまり、本作はゲーブルとモンローの遺作にもなっているのだ。
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