あれから20年
今年2014年の20年前は、1994年。当時はそんな実感はなかったが、今振り返ってみると、ターニングポイントになった年になっている。
F-1では、ブラジル人ドライバーのアイルトン・セナがサンマリノ・グランプリの決勝で事故死。セナの死を悼むと共に、レースの安全面を強化することから、以降多くのサーキットで、アイルトン・セナ・コーナーやアイルトン・セナ・シケインが作られた。ロック界では、ニルヴァーナのカート・コバーンが自殺し、バンドは必然的に解散。一方でベックの『Loser』がチャートインし、イギリスのマンチェスターでオアシスがデビューした。
スポーツ総合誌Numberでは、セナ追悼特集号が組まれた(これから読む)。ニルヴァーナは、デビューから25年という基準に達し、最短でロックの殿堂入りを果たした。カート没後20年とも相俟って、ニルヴァーナやカートに関連したニュースは少なくない。ベックは脊椎損傷を手術で克服し、6年ぶりとなる新譜『Morning Phase』をリリース。オアシスは2009年に解散したものの、デビューアルバム『Definitely Maybe』の20周年記念盤リリースで沸き立っている。
10年後の2024年にも、セナとカートの死は語られていそうだ。10年前の2004年がそうだったように。
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