眠れぬ夜のために(1985年)
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最終更新日:2021/01/11
サスペンス デヴィッド・ボウイ, ミシェル・ファイファー
ロサンゼルス。不眠症に悩まされる会社員のエドは、ある夜無意識に空港に向かう。そこで、殺し屋に追われる謎の美女ダイアナを成り行きで助けてしまい、車で逃走。エドは当然ダイアナに警察に行くことを勧めるが、彼女は拒否し、兄の部屋まで送ることをお願いしたり、友人の女優クリスティに会いに行くことの同行をお願いしたりする。
ダイアナがクリスティに預けた小さな包みの中身は、イラン革命の際に持ち出された秘宝の石だった。彼女は石の運び屋をしていて、空港で殺された男は石を渡すはずだった男、殺し屋はイランの秘密警察だろうと話した。エドはその後もダイアナと行動を共にし、殺し屋に狙われたり、警察に怪しまれたりするが、その都度切り抜ける。
エドをジェフ・ゴールドブラム、ダイアナをミシェル・ファイファーが演じている。ゴールドブラムは、個人的には「ジュラシック・パーク」シリーズでのアウトロー的なマルコム博士のイメージが強いが、ここでは平凡な青年で一見堅い意思などなさそうな男だ。しかし、やるときはやるというところも見せていて、観る側としてはこの人目線で展開を追ってしまう。ミシェル・ファイファーは、後々の妖艶かつ懐が深いイメージからすると、ここでは小悪魔的な役どころだ。
そして、デヴィッド・ボウイが石を狙う別の男に雇われた殺し屋役で出演している。しかし出演シーンは短く、キャスティング上位に名前を出すほどではない(はずなのだが、エンディングでは上記2人の次に紹介されている)。監督はジョン・ランディスで、この時期マイケル・ジャクソン『Thriller』のショートフィルムも撮影していたとのこと。また、ジョナサン・デミをはじめ映画監督や脚本家などが多数カメオ出演しているらしいが、この人たちの顔は知らないので、気づけなかった。
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