ジェフ・ベック(Jeff Beck)、ニュースステーション生出演
昨年5月から6月にかけての来日公演も記憶に新しいジェフ・ベック。『Who Else!』の音楽的充実と、それに伴うツアーの成功が本人の創作意欲及び活動意欲を換気した様子で、インターバルを置くことなく今年早くも新作『You Had It Coming』を発表。更には来日公演も確定した。
取材嫌いで有名らしいジェフ・ベックだが、新作のプロモのためか、雑誌のインタビューに答えまくっている。そしてなんと、日本では初めてと言われるTV出演まで決定してしまった。その番組は、ペイジ・プラントもクラプトンも出演したことがあるニュースステーション。ワタシはビデオをセットし、番組が始まるとそのコーナーになるのをじっと待つ。
天気予報が終わり、スタジオにいるジェフ・ベックのシルエットが映し出される。いよいよだ。しかし、なぜか箸でなべをつっついている。通訳の人がすぐ横に陣取り、久米宏と渡辺真理がやってきてコーナー開始。久米宏とジェフ・ベックは同じ年、そして誕生日も20日程度しか違わないそうだ。
ロックミュージシャンに対する久米宏のインタビューには、ワタシは元から期待していない。よってここでもバッサリ割愛(笑)。ただひとつ気にかかったことがあって、クラプトン、サンタナと一緒に来年全米ツアーをする予定であることを他のインタビューでも公言していたが、これは結局サンタナの都合がつかず、開始が大幅に遅れるとのことだった。
そしてライヴ演奏。ナマではなく、直前に収録された映像がオンエアされる。曲は新作からの『Nadia』。哀愁を帯びた音色からドラムンベースへと移行する、印象的な曲だ。どうやら実際の演奏ではなかったらしいが、それでもジェフ・ベックの指先がどアップになるたびに、ワタシは狂喜していた。
来日公演は12/1の東京国際フォーラムからスタート。ほぼ全国を巡るツアーとなっている。
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