*

バックビート(1994年)

バックビート(1994年)

デビュー直前のに在籍していた、スチュアート・サトクリフを主人公とする伝記映画だ。スチュアートは元々画家志望だったが、親友のに誘われビートルズにベーシストとして参加。ビートルズはドイツのハンブルグに渡ってクラブで演奏し、場数を踏んで徐々に力をつけていく。しかしスチュアートはベーシストとしての技術に問題があってから疎まれ、またハンブルグで知り合ったカメラマンの女性に夢中になってしまって、ライヴを平気ですっぽかすようになる。

結局スチュアートはビートルズを脱退し、恋人と暮らしながら絵の勉強に励むが、その先には悲しい結末が。一方ビートルズはデビューを果たし、出す曲は次々にヒットして、成功への道を歩んでいく。初期のビートルズといえばマッシュルームカットに襟なしスーツのお坊ちゃんイメージだが、ここでは酒にドラッグに女にと、かなりダーティーに描いている。役者は全て無名の人たちばかりと思っていたら、スチュアートの恋人役は『ツイン・ピークス』でローラ・パーマーを演じていた人だった。

劇中に流れるビートルズの曲は、ビートルズの音源ではなく、この映画のために編成された若きアーティストたちによるバンドのカヴァー演奏だ。しかし、調べてみてバンドのメンツに驚愕。

マイク・ミルズ(R.E.M.)、ベース
)、ギター
デイヴ・グロール(/)、ドラム
デイヴ・パーナー(ソウル・アサイラム)、ボーカル
グレッグ・デュリ(アフガン・ウィッグス)、ボーカル
ドン・フレミング(ガムボール)、ギター

94年公開、ということは制作は92~93年だったと思われ、デイヴ・グロールはニルヴァーナ在籍時だったと想定される。このバンドで演奏している映像も見つかった。

関連記事

ダブルファンタジー展

ジョン・レノン&オノ・ヨーコ「ダブル・ファンタジー」展に行ってきた

今年はジョン・レノン生誕80年、没後40年にあたる。誕生日の10月9日から展示がはじまってい

記事を読む

KISHIN SHINOYAMA PHOTO EXHIBITIONジョン・レノン、オノ・ヨーコとともに・・・愛のファンタジー(2010年12月)

明治通り沿いにある、アウディ・ジャパン。その名の通りで、1階はアウディのショウルーム、2階が

記事を読む

ジョン・レノン(John Lennon)『Sweet Toronto(DVD)』

ジョン・レノンは、1969年9月にカナダで行われた野外イベントに出演。その模様はアルバムと映

記事を読む

イマジン ジョン・レノン(1988年)

ジョン・レノンの死後に制作されたドキュメンタリー映像で、日本では劇場公開された。オノ・ヨーコ

記事を読む

来日ロック伝説

現在発売中のクロスビートの記事「来日ロック伝説」が、個人的に久々のヒットだ。先頃来日公演を終

記事を読む

  • 全て開く | 全て閉じる
PAGE TOP ↑