シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年)
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最終更新日:2022/12/26
コメディ スカーレット・ヨハンソン, ロバート・ダウニー・Jr.
ロサンゼルスのレストランで総料理長を務めるカールは、料理評論ブロガーに料理を酷評され、不馴れなツイッターで汚い口調で反論。しかし、ダイレクトメッセージで送ったつもりが投稿になっていて、炎上。再度来店したそのブロガーにも汚く罵り、それがレストランの客が撮影した動画投稿で拡散。レストランを解雇され、炎上のせいでなかなか再就職できずにいた。
カールの元妻のイネスは、カールと息子のパーシーを連れてマイアミに向かう。そこでキューバのサンドイッチに魅了されたカールは、イネスの元夫マーヴィンから中古のフードトラックを譲り受け、元同僚のマーティン、パーシーの3人で移動販売しながら、ロサンゼルスを目指す。
前半は、結構違和感を抱えながら観た。ブロガー来店に際し、カールは新作料理で臨もうとしていたが、オーナーに従来の料理を出せと言われ、渋々従った。それがブロガーの酷評の的になったのだが、味や見た目の質がひどいとかならともかく、同じメニューを出し続けることがなぜ酷評されなくてはならないのかわからなかった。そして、ブロガーの影響力は、そこまで絶大なのかとも(炎上してしまったとはいえ、だ)。
後半は痛快だ。父と一緒にいたいパーシーは料理を手伝うようになるが、一方でフードトラックや料理などの写真をツイートし、それがいつしかネット上で評判になる。移動先で行列ができるのを不思議がるカールとマーティンだが、それはパーシーのツイートによるものだった。
カールは、ジョン・ファブロー。「アイアンマン」のトニー・スタークの執事としてお馴染みで、俳優だけでなく監督業もこなす人だ。本作でも、主演のほか監督・脚本・製作もこなしている。フードトラックを譲ってくれたマーヴィンはロバート・ダウニー・jr.で、この2人が同じショットに収まっているだけでニヤニヤしてしまう。レストランの女性ソムリエでカールの友人のモリーはスカーレット・ヨハンソン、カールと対立するオーナーはダスティン・ホフマンだった。
カールはSNSを満足に使えなかったが、前半はそのせいで痛い目に遭い、それが後半になると起死回生のツールになる。炎上したせいでそこそこ顔が売れ、フードトラックの場所を変えろと言いに来た警官が、一緒に写真を撮ってくれとも言ってくる。集客にひと役買ってくれたパーシーを、カールは宣伝部長だ!と絶賛。旅を通じて、親子の絆を深めることにもつながったのだ。
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