U2熱
3年半ぶりの新譜『All That You Can't Leave Behind』を買って聴いて以来、自分の中でu2熱がふつふつと再燃している。最近ワタシの頭の中は『One』『Discotheque』、そして『Beautiful Day』がグルグルと駆け巡っているのだ。
アルバムのジャケット、そして数多くの雑誌の表紙を飾っている彼らの姿。4人が微妙な距離感を保ち、口元にわずかな微笑みを浮かべ、そしてただ立っているだけの極めてシンプルな構図。しかしこのアングルがなんとも言えず味わい深い。
きっと彼らは至福の空間の中にたたずんでいるに違いない。そしてその空間を生み出したのは他ならぬ彼ら自身であり、自分たちが今までに成し遂げてきた仕事、歩き続けて来た道のりからにじみ出た自信と誇りがそうさせているのだと思う。
デビュー以来乱れることのないバンドの結束。自己のスタイルの拡大再生産に陥らず、イノヴェーターとしての道を歩むバンドとしてのあり方。パール・ジャムのエディ・ヴェダー、スマパンのビリー・コーガン、オアシスのノエル・ギャラガーら90年代のロックシーンを代表するアーティストたちが「オレたちはU2のようになりたいんだ」という最大級の賛辞を送っているのも当然のことか。
ワタシはこの日は『ミリオンダラーホテル』のCDを聴いていた。これは同名映画のサントラ盤なのだが、ボノが映画の原案に携わるという入れ込みようで、サントラのほとんどの曲もU2又はボノが関わっている。このアルバムが発売されたのが今年の3月。つまり『Pop』でサイバー路線を完結させ、ベスト盤で80'sのキャリアを総括したU2の新たなベクトルを示す作品になっていてなかなか興味深い。
このサイトにもいちおうU2のコンテンツがあるにはあるが、いずれもっとしっかりしたものに作り直そうと思っている。
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