ルービン・カーターさん死去

元プロボクサーのルービン・カーターさんが20日に亡くなられた。死因は前立腺がんによる合併症で、76歳だった。

ルービンさんはプロデビュー後に「ハリケーン」のリングネームで活躍していたが、29歳のときに白人3人の殺害容疑で逮捕され、有罪判決を受けて服役。あいまいな目撃証言が証拠として採用され、陪審員が全員白人だったとされていたとのこと。

ルービンさんは獄中から無罪を訴え続け、19年間服役した後に晴れて釈放された。その後は、冤罪事件の被害者を支援するNPOを立ち上げ、活動されていたそうだ。

ワタシがルービンさんを知ったのは、ボブ・ディランが『Hurricane』という曲で歌ったのが最初だった。その後、デンゼル・ワシントンが主演した映画『ザ・ハリケーン』も観た。少し前に観たディランのドキュメンタリー映像『Revealed』にて、はじめて実物のルービンさんを見た。

謹んで、ご冥福をお祈りいたします。