バード(1988年)
公開日:
:
最終更新日:2024/08/24
音楽 クリント・イーストウッド
34歳で亡くなったジャズサックス奏者、チャーリー・パーカーの半生を綴った映画で、約2時間40分の大作である。タイトルはチャーリーの愛称で、劇中でも周囲から「バード」と呼ばれている。
物語は、バードが既にサックス奏者として活動しているところから始まる。潰瘍持ちで入退院を繰り返し、家庭ともあまりうまくいってはいない。クスリにも手を出し、裁判沙汰にもなっている(持病の痛み止めとしても服用していたことが、終盤で本人の口から語られる)。バードを、フォレスト・ウィテカーが演じている。ワタシがチャーリー・パーカー本人をほとんど知らないということもあるが、伝記映画ということを忘れさせる、自然な演技だ。監督はクリント・イーストウッドで、実はジャズへの憧憬が深い人とのことだ。
本人を知らないのにこの作品を観ようと思ったのは、ドラマ『高校教師』の主題歌にもなっていた森田童子『ぼくたちの失敗』の歌詞の中に「チャーリー・パーカー」とあって、それがとても耳に残っていたからだ。
関連記事
-
Ray/レイ(2004年)
映画『Ray/レイ』を観た。R&Bの巨人、レイ・チャールズの半生を描いた作品だ。 レイ
-
ランナウェイズ(映画・2010年)
1970年代半ばのロサンゼルス。ロックスターになることを夢見るジョーン・ジェットは、プロデュ
-
アマデウス(1984年)
自殺を図り、精神病院に運ばれた老人、アントニオ・サリエリ。サリエリは、ヴォルフガング・アマデ
- PREV
- ダーティハリー4(1983年)
- NEXT
- イーストウッド アフター・アワーズ(1997年)