*

劇場版PSYCHO-PASS サイコパス

公開日: : PSYCHO-PASS サイコパス

劇場版PSYCHO-PASS サイコパス

武装集団が海外から密入国し、シビュラシステムの監視をかいくぐってテロを企てる。公安一係が対処しその一員をトレースすると、武装集団は東南アジアの国シーアンから来たことと、指導者として浮かび上がったのが、かつて一係にいた狡噛だとわかる。

真相を確かめるため、常守朱はシーアンに向かう。シーアンは日本のシビュラシステムを導入し、一見平和が保たれているように思われたが、政府はシビュラを不正改造して国を支配していた。朱は、反政府ゲリラに身を置いている狡噛と再会する。

時期的には第2期の後になり、ポイントは第1期のラストで槙島を仕止めた後に行方をくらませ、第2期では朱の回想シーン以外に全く登場しなかった狡噛が、海外でのレジスタンスとして登場していることだ。シビュラでは裁けない槙島を倒すため一線を越えてしまった狡噛と、シビュラに疑問を抱きつつもシビュラの中で治安を維持しようとする朱。2人は互いの立ち位置を認識しつつ、微妙な距離感を保っている。

終盤には、一係の面々が応援のためにシーアンに駆けつける。宜野座は狡噛と共闘して敵を倒した後で狡噛を殴り、そして見逃す。これが、元同僚ならではの距離感なのだろうと思う。狡噛は、旅人となって再び行方をくらませた。

シビュラシステムがその範囲にしているのが日本国内のみというのは、薄々感じてはいた。しかし、国を司るシステムを海外に輸出するというのは、コンピューター1台を商品として売るのとは訳が違うし恐ろしいと思う反面、未来では起こりえそうな気もしている。

関連記事

PSYCHO-PASS サイコパス

22世紀の日本。人間の性格や心理などを数値化するコンピューター「シビュラシステム」が世の中を

記事を読む

PSYCHO-PASS サイコパス 10周年記念展覧会

PSYCHO-PASS サイコパス 10周年記念展覧会に行ってきた

上野松坂屋で開催されている、「サイコパス PSYCHO-PASS原画展」に行ってきた。チケッ

記事を読む

PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.1『罪と罰』

暴走車両が公安局ビルに激突。運転していた夜坂泉は、駆けつけた公安の霜月美佳たちに記憶媒体を渡

記事を読む

サイコパス PSYCHO-PASS 資料展

「サイコパス PSYCHO-PASS 資料展」に行って来た

近未来SFアニメ、サイコパス。これまでテレビ版は第2期まで放送され、映画版も計4作公開されて

記事を読む

PSYCHO-PASS2 サイコパス2

第1期のラストで、公安一係には霜月美佳が新任監視官として着任。執行官もメンバーが補充され、新

記事を読む

  • 全て開く | 全て閉じる
PAGE TOP ↑