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バービーボーイズ『蔵出し・蜂大全 – BARBEE BOYS LIVE STAGE ANTHOLOGY – 上巻』

公開日: : 最終更新日:2020/01/11 BARBEE BOYS

バービーボーイズ『蔵出し・蜂大全 - BARBEE BOYS LIVE STAGE ANTHOLOGY - 上巻』

バービー・ボーイズは、1982年に結成し1984年にメジャーデビュー。1992年に解散し、その後不定期に再結成している。2009~2010年にはまとまったツアーをしたことがあって、その際「蔵出し」と題された未発表映像集が2009年にリリースされていた。

まずは上巻。にもかかわらず、出だしが92年ラストライブの最後の最後、KONTAがイマサと肩を組んで「あばよ」と言い放ち、すなわちバービーが「終わった」瞬間だ。続いて、2003年エピックソニーのイベント出演時のライブ映像に。これが最初の再結成だが、イベントのDVDには収録されず、本作にて初商品化された。

以降は活動後期のライヴ映像となり、ホール会場から横浜アリーナ、そして東京ドームへと上り詰めていく。アリーナ以上になるとステージセットは大がかりになり、後方に白亜のひな壇が聳えている。また、地味な役回りと思われるエンリケとコイソだが、2人ともステージ衣装はド派手だった。

合間には、恐らくはこのDVDのために収録されたであろう、メンバーのインタビューがちょくちょく挿入される。KONTAと杏子はそれぞれ単独、イマサ・エンリケ・コイソの3人は一緒に受けているという具合だ。さすがに解散から年月が経っていることもあってか、5人とも冷静に述懐している。

パッケージには、「暗闇日報」という新聞が同梱。ファンクラブ向け会報の復刻版らしく、まるで東スポのプロレス記事のノリでバービー解散ツアーのことを記している。

以前このDVDを観たときには、絶頂期を迎えた中で幕を降ろしたように感じていた。しかし今回改めて観ると、バンドは突っ走り生き急いでいたように感じた。そして、このペースでは持たなかったのだろうとも思う。ただ、ネット検索した限りでは、解散の理由は事務所側とリーダーつまりイマサとの、バンドの進め方をめぐっての対立とのことだ。

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