平沢進+会人(EJIN)@フジロック’19
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最終更新日:2019/07/30
Fuji Rock Festival'19 フジロック
#fujirock
レッドマーキーのヘッドライナーともなれば、それなりの人がブッキングされることはわかっている。が、今回の平沢進も熱狂的ファンが集結し、セッティングで映像の一部が流れたときや、テスラコイルが持ち込まれたときに、都度どよめきが起こった。
時間になり、まずは映像が流れる。これだけで、場内は熱狂の渦となり、続いて嘴のついたホッケーマスクを被った男が姿を見せ、ギターを弾き始める。
そして、平沢進その人登場。ステージ中央の卓の前に陣取り、4~5本の縦の鉄片の間に張り巡らされたレーザーに手をかざす。これが電子音を発し、つまり楽器なのだ。テルミンの一種と思えばいいのかな。平沢はこまめに卓上のコンソールを操作していて、音色は単一ではなく数パターンを発せられるようになっていた。
音はノイジーでインダストリアル。平沢のヴォーカルは独特で、歌うというより熱弁をふるうように聴こえる。白髪に黒のスーツ姿の平沢は、ぱっと見特撮もののラスボスのようだ。そして、ステージ向かって左後方にも、嘴のついたホッケーマスクを被った男がいて、ベースを弾いていた。
演奏が終わる毎に、場内から歓声が湧く。手拍子も見事に揃い、ファンの忠実度と充実度も異様なまでに高い。正直、ここまで支持されている人とは知らず、すごいと思うのと驚いているのとで、それがこのライブを一層特別なものにしている。
そしてだ。ステージ後方のテスラコイルがついに稼動。電光がビリビリと走るが、これはベーシストが弾いていたギターに連動してだ。奇抜な楽器を動員する人といえば、浮かぶのはビョーク。でも、日本人アーティストでここまでやる人は、ほかにいるだろうか。
【追記】
会人の2人がつけていたマスクは、「ペストマスク」と言うそう。また、テルミンの一種と思ったのは、「レーザーハープ」だそうだ。
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