メン・イン・ブラック(1997年)
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メン・イン・ブラック
ニュー・ヨーク市警のジェームズ・エドワーズ刑事は、犯人を追ううちにその男が尋常ではない身体能力を露呈したのを目撃。男は結局自殺し、ジェームズはエイリアンだと仲間に主張するが、検死官のローレン以外には相手にされない。そこへ黒スーツにサングラスのKと名乗る男が現れ、金属の小型棒(ニューラライザー)を目の前に出して閃光させ、ジェームズは記憶を消される。
ジェームズは、後日Kが残していった名刺の住所を訪ねる。そこは、秘密組織メン・イン・ブラック(MIB)の試験会場だった。ジェームズはMIBにスカウトされ、名前もそれまでの存在も消され、エージェントJとしてKとコンビを組み、エイリアンを監視する任務につく。
シリーズ第1作だが、1997年公開というのは、改まってみるとかなり前だなと思わされる。エイリアンは、その多くは一見不気味だが、一方でどこかしらコミカルでもあって、それが作品のカラーを明るくするのにひと役買っている。
キャストは、エージェントKをトミー・リー・ジョーンズ、エージェントJをウィル・スミス。トミー・リー・ジョーンズは「逃亡者」でスターダムにのしあがり、以降話題作への出演が続く。本作への出演もそのひとつで、K役はこの人の代表役のひとつではないだろうか。ウィル・スミスも、時期的には「インデペンデンス・デイ」で頭角をあらわしてきたところ。この2人を組ませたキャスティングが、当時絶妙だったのだろう。
ラストではエージェントLになるローレンは、リンダ・フィオレンティーナという人。なんと、「ビジョン・クエスト 青春の賭け」 で主人公があこがれるヒロインのカーラを演じていた人だった。ローレン役は評判がよかったそうだが、続編にはつながらなかった。劇中では彼女が検死官に戻ることを強く希望したため、記憶を消されて元の生活に戻ったことになっている。
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