ホビット 思いがけない冒険(2012年)
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最終更新日:2020/11/02
ロード・オブ・ザ・リング イアン・マッケラン, ケイト・ブランシェット, シャーロック・ホームズ
ホビット族のビルボ・バギンズは、魔法使いガンダルフの推薦により、ドワーフの王トーリンら13人のドワーフ族と共に、竜によって奪われた祖国と財宝を取り戻す旅に同行する。道中、凶暴なオーク族やゴブリン族との戦い、エルフ族との邂逅などを経て、もともとは戦闘的ではなく一行の足手まといだったビルボも成長を遂げ、ドワーフからも認められるようになる。
「ホビット」3部作の第1作で、時間軸としては、「ロード・オブ・ザ・リング」3部作の60年前にあたり、つまりは前日譚だ。冒頭でビルボが養子のフロド(「ロード・オブ・ザ・リング」の主人公)に聞かせ回想する形で始まるほか、魔術師ガンダルフやサルマン、エルフ族王妃など、「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズにも登場するキャラクターが出てきている。そして、極めつけはゴラムとビルボとの遭遇で、ビルボはゴラムが落とした指輪を拾うのだが、このプロットは「ロード・オブ・ザ・リング」に直結する。
2時間50分の大作で、撮影はニュージーランドで行われたと聞いている。自然の景観の美しさと壮大さには、とにかく目を奪われる。ゴブリン族との地下での攻防は、もちろんCGも使っているとは思うが、作ったセットの大がかりさに圧倒される。
主人公ビルボは、「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズではイアン・ホルムという人が演じているのだが、ここでの青年ビルボはマーティン・フリーマンが演じている。個人的に、この時点ではビルボ役でしか知らなかったが、後に「シビル・ウォー」「ブラックパンサー」といったMCU作品にアメリカ国務省職員役で出演。そして何より、英国の大人気ドラマシリーズ「SHERLOCK」での、シャーロック・ホームズの相棒ジョン・ワトソン役が光る。ガンダルフのイアン・マッケラン、エルフのガラドリエルのケイト・ブランシェットなど、「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズにも登場するキャラクターは、同じ人が演じているのが嬉しい。
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