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ボーン・レガシー(2012年)

ボーン・レガシー(2012年)

アーロン・クロスはCIA暗殺者養成プログラムのアウトカム計画参加者で、アラスカの山奥にて日々訓練をこなしつつ、定期的に薬の服用や血液採取などを行っていた。一方、CIA局員パメラ・ランディの内部告発により、アウトカム計画は世に公表されようとしていた。

アウトカム計画を推進していたリック・バイヤーは、計画の一時的な秘匿とデータ消去を命じ、各地で実験台になっていた参加者たちは次々に暗殺されてしまう。アーロンは自分が狙われていることを察知して自らに備わった能力で危機を脱し、計画に参加させられ薬の製造に携わっていたマルタ博士を救い出し、薬の副作用を抑えるウィルスを製造しているフィリピンに向かう。

ボーン・シリーズと世界観を同じくし、劇中の時間軸としては『ボーン・スプレマシー』『ボーン・アルティメイタム』の頃とされている。ジェイソン・ボーンこそ登場はしないが、パメラは登場するし、トレッドストーン計画やブラックブライアー計画のことも語られている。

アーロンを、マルタ博士をレイチェル・ワイズ、リックを。パメラは、ボーン・シリーズと同じ人が演じている。アウトカム計画を秘匿するための暗殺者のひとりをオスカー・アイザックが演じていたらしいが、観ていて気づかなかった。。。

個人的には、『ミッション:インポッシブル』シリーズではの脇に回り、『アベンジャーズ』では他のヒーローよりはるかに能力が劣るホークアイ(『エイジ・オブ・ウルトロン』でも自らツッコミを入れている)を演じているジェレミー・レナーが、存分に暴れているのが観ていて気持ちいい。フィリピンでの刺客とのバイク/カーチェイスや生身での格闘など、(スタントとの分業があるとはいえ)アクションも難なくこなせることを示せている。

シリーズ最新作は2016年公開の『ジェイソン・ボーン』で、まだまだ続編が作れそうな終わり方をしている。なので、今後ジェイソンとアーロンが遭遇し、共存あるいは敵対という展開もありうると思っている。

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