*

ジョジョの奇妙な冒険 第8部:ジョジョリオン

公開日: : 最終更新日:2022/08/13 マンガ版

ジョジョの奇妙な冒険 第8部:ジョジョリオン

現在月刊ウルトラジャンプ連載中の最新作が、第8部『ジョジョリオン』だ。

舞台は、第4部と同じく現代のS市杜王町。震災の後杜王町には「壁の目」ができ、広瀬康穂はその手前に埋まっている男を発見。男は記憶がないが、吉良良影と関係が深い(DNAが一致)とわかる。しかし吉良は、その3日前に死んだことになっていた。結局男は東方家に引き取られ、「東方定助」という名をもらう。

世界観そのものは第7部を継承していて、つまりパラレルワールドの続きだ。定助が東方家の系図を見つける場面があるのだが、そこには第7部のジョニィ・ジョースターの名前もある。東方家は家を継ぐと皆「ノリスケ」を名乗ることになっていて、スティール・ボール・ランで2位入賞を果たしたノリスケ・ヒガシカタの名前もあった。

主人公定助をはじめ東方家の面々もクセの強そうな面々ばかり。東方家の女性のお手伝いさんが「虹村」だったり、定助を発見した女性が「広瀬」だったりと、性別こそ変えてはいるが、第4部と微妙に関連があるのが嬉しい。

コミックは現在18巻まで刊行されていて、謎だらけだった序盤を思えば、さすがに明らかになったことが多い。とはいえ、ストーリー上どの辺りに差し掛かっているのかが、いまだにわからない。

定助が吉良吉影と空条仗世文が融合した人間という意外性を経て、岩人間の八木山夜露や田最環が出てきたところで、やっと敵が見えてきた。ただ、それが果たして終盤に差し掛かっているのか、それともまだ中盤程度でこれからまた話が大きく膨らむのかが、予測できない。今までの部では、ラスボスが誰かというのが割と早い段階でわかっていたが、第8部はまだラスボスは出ていない(はず)。

関連記事

ジョジョの奇妙な冒険 第2部:ジョセフ・ジョースター

第1部から50年後の1938年が舞台で、ジョナサンの孫ジョセフが主人公。現在は「戦闘潮流」と

記事を読む

徐倫、GUCCIで飛ぶ

『SPUR(シュプール)』という雑誌を買った。女性向けのファッションブランドを取扱い、本来な

記事を読む

ジョジョの奇妙な冒険、雑感

30年以上に渡って連載されている、『ジョジョの奇妙な冒険』。ワタシは、第1部はリアルタイム、

記事を読む

ユリイカ 2007年11月臨時増刊号 総特集=荒木飛呂彦

『美術手帖 荒木飛呂彦特集』を読んでいたとき、文中にしばしば引用されていたのが、『ユリイカ』

記事を読む

ジョジョの奇妙な冒険 第7部:スティール・ボール・ラン

19世紀後半、アメリカ大陸を横断するレース「スティール・ボール・ラン」が開催され、それぞれ腕

記事を読む

  • 全て開く | 全て閉じる
PAGE TOP ↑