サマーソニック’18(Summer Sonic)を振り返る – アーティスト編
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Summer Sonic 2018 コーネリアス, サマソニ, セイント・ヴィンセント, ナイン・インチ・ネイルズ, ノエル・ギャラガー, フジロック, ベック
【期待以上によかった】
ナイン・インチ・ネイルズ、マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン、セイント・ヴィンセント、スパークス、ニック・ヘイワード、ビートニクス
【期待通りによかった】
ベック、クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジ、コーネリアス、シャーロックス、ペール・ウェーヴス、女王蜂、ウルフ・アリス
【儲けもの】
レキシ、ポルトガル・ザ・マン
【微妙】
ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズ
観たアーティストは、ソニマニ3組、サマソニ初日9組、2日目4組で、計16組。ステージ別では、マリンステージ3組、マウンテンステージ6組、ソニックステージ5組、ビルボード・ジャパン・ステージ2組という具合。個人的には、サマソニに参加するときはソニックステージに入り浸っていることが多いので、今年は結構ばらけた方だと思う。
断念したのは、ソニマニのアンクル。体力的にきつかったのと、サマソニ初日も朝から行動する予定だったので。つまりは、過去に観たことのあるアンクルよりも、まだ観たことのない若手シャーロックスとペール・ウェーヴスの方を選んだのだ。この選択に後悔はしていない。マーモゼッツが、ヴォーカルの体調不良でドタキャンになったのは残念。翌日の大阪には出演したとか。タイムテーブル上のかぶりで、テーム・インパラやフレンドリー・ファイアはそもそも断念していた。
予定をその場で切り替えたのもあって、シャーラタンズをビートニクスにした。今年新設されたビルボード・ジャパン・ステージは、フジロックのレッドマーキーを半分にしたようなイメージで、屋根つきの屋外ステージだ。空気がこもって蒸し暑いかと思いきや、風がイイ感じに入ってきて涼しかった。しかも最前列をゲットできてしまったので、このポジションを手放してソニックステージに向かうことはできなかった。
ヘッドライナーだが、ノエルは、満足した人ももちろんいたとは思うが、個人的には微妙だった。タイムテーブルがQOTSAと重なっていてどこまで観てから移動するかが、観る前は悩ましかった。が、いざ観てみるとノエルもバックアップするスタッフもちぐはぐなように見え、すっぱり前半で移動するという決断ができた。
ベックとセイント・ヴィンセントも少しかぶっていたが、3年連続の来日でセットはあまり変わらないであろうベックと、2年連続の来日ながら去年はひとりだけのパフォーマンスで今年はバンドになるセイント・ヴィンセントとで、後者に比重を置くこととし、フルで観てから移動を開始した。その判断にも後悔はない。
個人的に思い入れの強いアーティストということもあるが、ベストはソニマニのナイン・インチ・ネイルズだ。なぜか機嫌がよかったのには少し面食らったが、今までを総括しつつ『Bad Witch』からのジャジーでスリリングな曲で新展開を見せてくれたのは嬉しかった。
来年はサマソニ20周年で、3日間開催との噂があるようだ。
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