文化庁メディア芸術祭に「ジョジョリオン」(2014年2月)
六本木ヒルズから歩いて行ける国立新美術館にて、「文化庁メディア芸術祭」が開催されていた。
文化庁メディア芸術祭って何?と思うのだが、公式サイトを見ると、アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門において、優れた作品を顕彰し、受賞作品を鑑賞する機会を提供する、とある。
ワタシが観たのは、天井近くに設置されたオープンリールの機材から音が発せられ、リールが下に垂れてアートのようになっているもの。パソコンの内部をさらけだし、ジオラマの舞台にしたもの。エヴァンゲリヲン新劇場版の一部の展示。トラヴィスのPVと、その撮影風景もあった。
アート部門の大賞は、大きな振り子の揺れに磁石が反応し、その信号を受けてモニターが歪むという、装置は大がかりだがやっていることはシンプルという展示。帰宅後調べたら、手掛けたアーティストはカールステン・ニコライ。聞いたことのある名前で、アルヴァ・ノトとして坂本龍一と共演したこともある人だった。
そしてワタシにとっての目玉が、マンガ部門大賞の「ジョジョリオン」だ。現在連載中の「ジョジョの奇妙な冒険 第8部」で、受賞は嬉しさ半分意外さ半分といったところ。人気作品ではあるが同時に難解でもあり、メインストリームに位置しているとは思いがたい作風だからだ。
第1話の原画がショウウィンドウに飾られ、壁には一部の原画を引き伸ばしたパネルが数点展示されていた。劇中にはアーティスト名や曲名などが多数登場するが、作者の荒木飛呂彦は描くときに音楽をかけることも少なくなく、そのCDのいくつかも展示されていた。
「文化庁メディア芸術祭」は、2014年2月5日から16日まで開催(現在は終了)。入場はなんと無料。写真撮影も、一部を除きおおむね可能となっていた。
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