ワンダーウーマン(ネタバレあり)
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最終更新日:2021/03/21
DCエクステンデッド・ユニバース アンジェリーナ・ジョリー, ガル・ガドット, クリス・パイン, ケイト・ベッキンセイル, スカーレット・ヨハンソン, ミラ・ジョヴォヴィッチ
神ゼウスの子アレスは戦いを好む軍神となり、ゼウスによって神々の世界を追放される。アレスは人間界に身を隠し、ゼウスはアレスからアマゾン族を守るため、周囲から発見されない島に一族を隔離。アマゾン族女王の娘ダイアナは、厳しい訓練を経て女戦士として成長する。
あるとき、ダイアナは外の世界から舞い込んできたスティーヴを救い、外の世界が戦争中であることと、ドイツ軍が新たな毒ガスを開発していることを知る。ダイアナはドイツの後ろに軍神アレスがいると信じ、アレスを倒して戦争の早期終結を図るべくロンドンへ行く。
『マン・オブ・スティール』から続く、DCエクステンデッド・ユニバース一連の作品のひとつに位置する。ワンダーウーマンことダイアナは『バットマンvsスーパーマン』から登場。ブルース・ウェインにその素性を調べられた後、ジャスティス・リーグとして共に敵と戦っている。今回、冒頭は時間軸で『バットマンvsスーパーマン』の続き、つまり現代になっている。ルーヴル美術館の学芸員(という仮の姿の)ダイアナのもとに、ブルースが彼女にとって重要な写真の原版を届け、彼女が回想する形で第一次世界大戦の時期に場面転換する。
つまりダイアナは強いだけでなく、歳を取らない。その秘密のひとつは彼女の血筋にあると思われ、劇中終盤でアレスと対峙したときにそれが明らかになる。アレスは人間同士を嫉妬させ争わせるよう仕向けてきて、ダイアナもいったんは人間に絶望する。しかしスティーヴのことばに動かされ、世界を救うべくアレスと対決する。
ダイアナは、日本ではこれまで馴染みの薄いキャラクターだったが、今回は決定的な存在感を放っている。演じるはガル・ガドット。イスラエル出身のエキゾチックな容姿は、アマゾン族という特異な出自にも合っている。もちろん、容姿だけでなくアクションもこなすフィジカル能力の高さは、アンジェリーナ・ジョリー、ミラ・ジョヴォヴィッチ、ケイト・ベッキンセイル、スカーレット・ヨハンソンに続く、アクションスター女優の系譜に名を連ねる女優になると思う。
スティーヴをクリス・パイン。『スター・トレック』のキャプテン・カークをはじめ主役をこなす人だが、今回はダイアナと人間との間を取り持ち、彼女をサポートする役回りになっている。スティーヴやダイアナをひそかにサポートするイギリス人貴族パトリックは、デヴィッド・シューリス。『ハリー・ポッター』シリーズでルーピンを演じていた人だ。この人が実は・・・。
マーベル・シネマティック・ユニバースを追いかけるように、DCエクステンデッド・ユニバースも公開が相次いでいる。11月には、ワンダーウーマンやバットマンなどが揃う『ジャスティス・リーグ』が公開される予定だ。
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