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トランスフォーマー/リベンジ(2009年)

トランスフォーマー/リベンジ(2009年)

大学生になったサムは、親元を離れることに。その直前、2年前のオートボットとメガトロンとの戦いのときに着ていた古着を取り出し、ポケットに入っていた「キューブ」のかけらに触れる。一方、オートボットたちは米軍の精鋭部隊と共に世界中のディセプティコンと戦っていた。オートボットのリーダーであるオプティマスは、新たな戦いが迫っていることを予感しサムに接触するが、サムは自分はふつうの大学生だと言って取り合わない。しかし、キューブのかけらに触ったことでサムの脳内にはある情報がインプットされていた。

オートボットの変身シーンは高度なCGによって処理され、見事としか言いようがない。オートボットとディセプティコン、軍隊との攻防も多角的なアングルからスピーディーに繰り広げられていて、視覚的な効果は素晴らしい。また、オートボットもディセプティコンも、はるか古代から地球上にいたという設定になっていて、時空を超えた壮大な物語という体裁になっている。

ただその反面、ストーリーにはいくつかの不満もある。前半でオプティマスはディセプティコンに倒されてしまい、サムはオプティマスを蘇生させるために「鍵」を追い求めてエジプトにまで飛ぶ。のだが、そうして苦心さんたんやっと手に入れてオプティマスに装着した「鍵」が、そのすぐ後にあっさりとディセプティコンの親玉ザ・フォールンに横取りされてしまう。ザ・フォールンは太陽さえも破壊してしまう強大な兵器を動かすために「鍵」を取り付けるが、別の手段で蘇生を果たしたオプティマスに阻まれてしまう。

「鍵」の価値が重いのか軽いのかが、さっぱりわからない。また、ザ・フォールンとメガトロンが共にシルバーのボディであるがため、オプティマスがどっちと戦っているのかも途中から判別できなくなってしまった。そして、ラストは続編ができるのを匂わすような終わり方をしている。サムの恋人役であるミカエラは色っぽすぎて(笑)、サムとは釣り合わない。サムはが、ミカエラは当時売り出し中だったが、それぞれ演じている。

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