グレートマジンガー
ドクター・ヘルの地下帝国を倒したマジンガーZだが、ミケーネ帝国の戦闘獣には歯が立たず、瀕死の状態に追い込まれる。そこへグレートマジンガーが現れ、戦闘獣を一蹴。兜甲児はアメリカに留学し、グレートマジンガーと剣鉄也が地上を守る任務につく。
上記の通り、ストーリー上は『マジンガーZ』の最終回から直結し、そのまま続編として約1年間放送された。グレートマジンガーはマジンガーZに近いデザインではあるものの、より鋭角的なフォルムになっている。剣鉄也が乗り込むまでのプロセスが、当時はカッコいいと思って観ていたが、改めて観ると時間をかけすぎているのが気になった。
ミケーネ帝国は、暗黒大将軍を筆頭とする幹部クラスが多く、そしてグレートマジンガーと同じくらいのサイズになっている。なので、ゴーゴン大公の人間サイズの方が異端。幹部は胸や手の甲など頭部以外のところに顔があり、幹部間での争いや腹の探り合いも起こっている。
暗黒大将軍が倒された後、後任として地獄大元帥が登場。ドクター・ヘルを蘇生させ戦闘獣の頭脳として組み込んでいて、グレートマジンガーとの対決になる。大ボスの闇の帝王は、見た感じでは炎の中に顔が浮かんでいて、結局最後まで正体がわからずじまい。倒されもせず、番組は終わってしまった。『キューティーハニー』のパンサーゾラや、『科学忍者隊ガッチャマン』の総裁X/総裁Zの設定に似ている。
『マジンガーZ』から引き続き登場しているのは、兜シローとボス、ヌケ、ムチャ。兜甲児は、終盤に帰国して再びマジンガーZに乗る。科学要塞研究所所長でグレートマジンガーを造った兜剣造は、研究中に事故死したとされていたが、体をサイボーグ化していた。
剣鉄也と炎ジュンが孤児だったのは、リアルタイムで観ていたときには意識していなかった。特に炎ジュンは黒人とのハーフで、肌の色を揶揄されたり、入浴中に力を入れて体を洗ったりと、かなりデリケートな描写がされていた。ボスたちやボスボロットは、一見コメディー担当で役立たずのようでいて、実はグレートマジンガーやビューナスAをサポートできていることもある。
剣鉄也の声は野田圭一で、クールで歯切れのいい話し方は、『サイボーグ009』第2期の002ジェット・リンクともども役に合っている。炎ジュンは中谷ゆみで、大人びた色っぽい声質だ。この人のもうひとつの代表作は、テレビ版ファーストガンダムのハモン役だ。もっと代表作がたくさんあっていい人のはずだが、調べてみるとモブ役が多いのが、不思議で仕方がない。
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