グリーン・デイ(Green Day)『Bullet In A Bible(CD+DVD)』
グリーン・デイのライヴアルバム、『Bullet In A Bible』。初回盤にはDVDが同梱されていて、観た。
ライヴは、2005年6月にロンドンの野外会場で行われた公演を収録している。CDもDVDも収録曲は全く同じ。ただDVDの方は、1曲毎にドキュメンタリー映像が挿入されている。アルバム『American Idiot』とこのツアーについてのメンバーのコメント、楽屋でのリラックスしたメンバーの姿、会場の設営風景、会場に来たファンの声などだ。特に印象的だったのは、ロンドンの帝国戦争博物館をメンバーが訪れたときの様子。ここに「銃弾に打ち抜かれた聖書」が展示されていて、これがそのままこの作品のタイトルになっている。またほんのわずかではあるが、メンバーが広島原爆ドームを訪れたときの様子が、これに続いている。
さてライヴだが、『American Idiot』で幕を開け、続いて壮大な組曲『Jesus Of Suburbia』となり、観ている方も序盤からテンションが高くなる。3月の来日公演を観に行った身としては、そのときの興奮が再びよみがえってくる。増してや同じ英語圏の国でのライヴとなれば、ほとんどの曲が大合唱状態に。ビリー・ジョーは相変わらずステージ上を右に左に前に(ステージには花道が作られていた)と動き回り、得意の盛り上げ方でオーディエンスとの一体感をいとも簡単に作り上げてしまう。
開始時にはまだ薄ら明るかった場内も、後半に差し掛かる頃にはすっかり日が落ちて漆黒の舞台となり、そんな中で時に火薬が弾け、ラストでは花火が打ち上げられる。このライヴは野外会場に2日間で約13万人を動員したという、単独アーティストのライヴとしては破格とも言える規模で行われていて、それがこうして記録として残されるのは、とても素晴らしいと思う。
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