ブラー『blur:To The End』を観た
ブラーの4人が8年ぶりに集まって新譜『The Ballad of Darren』をレコーディングし、ウェンブリー・スタジアム公演に至るまでを追ったドキュメンタリー映像になる。
デーモンが自分でクルマを運転しながら、郊外に建てたスタジオに行くところから始まる。やがて、ほか3人も集結。『Think Tank』のレコーディングでも使っていて、つまりグレアムが来るのはこのときがはじめてになるとのこと。
映像は、4人の生い立ちやブラー結成までの、若き頃のものも合間に挿入されていた。デーモンとグレアムは少年期からの友人で、ライヴエイドはふたりで一緒にテレビで観ていたそうだ。現在の4人は50代になっていて、これまでの歩みを懐かしみつつ、今また前に踏み出さんとしている。
ウェンブリーに向けてのウォームアップとして、教会や狭いクラブなどでライヴを敢行。少しずつ、ステージの感覚を取り戻しているようだった。客にとっては、今のブラーをこのキャパシティで観られるのは信じられないくらい贅沢だ。
そして、いよいよウェンブリー・スタジアム公演へ。当日は5組のオープニングアクトがステージに立っていて、それぞれわずかな時間ながら演奏シーンが流された。ジョックストラップは、ブラック・カントリー・ニュー・ロードのメンバーによるプロジェクト。ポール・ウェラーは、スティーヴ・クラドックを従えて気を吐いていた。
デーモンとグレアムは、彼らのステージをスタンドの通路から観ていた。やがてブラーの時間が近づき、バックステージで準備を整え、カートでステージ裏まで移動。この辺りは『blur:Live At Wembley Stadium』と重複するが、こちらの方が少し詳細まで踏み込んでいた。ライヴ本編は、ダイジェストとして数曲がピックアップされていた。
エンドロールの後に、ボーナス映像があった。シアタークラスのライヴハウスでの4曲で、ウェンブリーよりも後の公演とのこと。4人とも、リラックスして演奏を楽しんでいるように見えた。
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