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卒業白書(1983年)

公開日: : 最終更新日:2025/01/27 トム・クルーズ

卒業白書

高校生のジョエルは、両親が旅行で留守にしている間、コールガールのラナを呼んで一夜を過ごす。翌朝、手持ちが足りずジョエルは銀行に行くが、帰宅すると彼女は母の宝であるクリスタルの置き物を持っていなくなっていた。

ラナを追いかけたジョエルは彼女のヒモ男とトラブルになり、成り行きで彼女と行動を共にすることに。その後、ことばのはずみで彼女と口論になると、彼女は父親のポルシェをドアロックするいたずらを仕掛け、ポルシェは湖に落ちてしまう。

原題は『Risky Business』で、ジョエルが企業研究の授業を専攻していること、大学でも経営学を希望していることを背景に、ポルシェの修理代を工面するためにラナの出したアイディアで一儲けすることを指している。

ジョエルはで、初主演作になる。公開時22歳で、さすがに若い。というか、青い。この3年後に主演する『トップガン』での精悍な表情とは、かなりギャップがある。つまり、数年の間に俳優としてメキメキと力をつけ、成長していったのだろう。

ラナはレベッカ・デモーネイで、彼女にとってもキャリアのほぼ最初になる。代表作は1992年公開の『ゆりかごを揺らす手』での悪女役で、どちらもクセのある役どころだ。

有名なジョエルがシャツにブリーフ姿で踊るシーンは、劇中で序盤だった。両親の不在により、自宅で気兼ねなくのびのびやれるとはしゃいでいたのだ。

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