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ワイルド・スピードX2(2003年)

公開日: : 最終更新日:2025/01/09 ワイルド・スピード

ワイルド・スピードX2

容疑者逃亡幇助によって、警察から追われる身となっていたブライアン。姿をくらましてマイアミに落ち着き、ストリートレースのカリスマレーサー的存在になっていた。しかし、レース会場で警察に身柄を拘束されてしまい、犯罪歴抹消と引き換えに麻薬密売人ベローンの組織への潜入捜査を持ち掛けられる。

ブライアンは、共に潜入するパートナーを自ら選ぶことを条件に引き受ける。出所後謹慎状態にある旧友ローマンを訪ね、話を持ち掛ける。ローマンは、ブライアンが警官になりたての頃に逮捕されたために逆恨みしていたが(後に誤解を認める)、ローマンの前科も抹消することを条件に協力を取り付ける。

ふたりは、麻薬の運び屋を探していたベローンに取り入ることに成功。そして、先に組織に潜入しベローンの秘書になっていたモニカから、密売取引の完了後にふたりを始末しようとしていることを知らされる。

シリーズ2作目で、劇中の時間軸は前作から数か月ほど経過していると思われる。序盤のゼロヨンレースの迫力は前作を継承していて、終盤クライマックスではベローンの組織への協力を装いつつ逮捕に向けて疾走する。そして、ローマンという仲間を得たバディものにもなっている。

ただ、日本のドラマや映画では21世紀以降に刑事関連のバディものが流行るが、ハリウッド映画となると、『リーサル・ウェポン』『ミッドナイトラン』『レッドブル』『ダイ・ハード3』『ショウタイム』などが本作よりも前に公開されているため、新鮮味に欠ける。

ブライアンは、前作から引き続きポール・ウォーカー。ローマンはタイリース・ギブソンという人で、後に『トランスフォーマー』シリーズに出演。『モービウス』にもFBI捜査官役で出ていたとのことだが、記憶にない(汗)。俳優だけでなく、シンガーとしても活動している。マイアミのレースを仕切るテズは、ラッパーのリュダクリスだった。ドミニクのヴィン・ディーゼルは、本作には出演していない。

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