デュア・リパ(Dua Lipa)、6年半ぶりの来日
明日16日とあさって17日に、デュア・リパの来日公演がさいたまスーパーアリーナで行なわれる。
ツアースケジュールを見ると日程がぎっしり詰まっていて、各国に着いてはライヴをこなし、すぐさま次の国に向けて飛び立つ、の連続になっている。2月のテイラー・スウィフトも、先々月のオリヴィア・ロドリゴもそうだったが、オフを設けなくて持つのかなと心配してしまう。
彼女の初来日は、2017年のサマソニだった。翌2018年に単独来日しているが、このときはZepp Tokyoなどライヴハウスクラスだった。当時はファーストアルバムしかリリースしていなかったのだから無理もないが、続く2枚のアルバムで彼女はアーティストとして大きく飛躍し、今回はアリーナに進出している。
ロンドン生まれだが、両親はアルバニア人で移民二世という、なかなか独特な出自だ。ファーストネームの「デュア」は、アルバニア語で「愛」の意味だそう。ティーンのときはその名前をからかわれたとのことだが、現在はむしろオンリーワンを示す武器になっている。
今年のプリマヴェーラとオースティン・シティ・リミッツの2つのフェスに、ヘッドライナーとして出演。これらを、ネットで視聴することができた。大掛かりなセットと多くのダンサーを動員しての豪華ステージは、フェスというより彼女の単独ライヴのように思わされた。バンドは完全に黒子状態で、彼女とダンサーによる見せることに徹したパフォーマンスだった。
3枚のアルバムをそれぞれ一聴したときは、ダンスチューンが並んだ女性シンガーの作品というイメージに留まっていた。その後、彼女のデータやインタビューを読み、ライヴパフォーマンスを観て、改めて何度か聴きこんだ。どのアルバムもクオリティが高いことに気づかされ、個人的には最新作『Radical Optimism』と、特にそのラストナンバー『Happy For You』が気に入っている。
ワタシは、17日の公演に足を運ぶ予定だ。
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