ヴェノム:ザ・ラストダンス(後半まで言及、一部ネタバレ)
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最終更新日:2024/11/06
ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース スパイダーマン, トム・ハーディ
メキシコに渡っていたエディ・ブロックは、テレビ報道で自身がアメリカ政府から追われていることを知る。一方、ヴェノムを含むシンビオートを創ったヌルは、ヴェノムとエディとの融合により彼らの体内に生成されたコーデックスを奪取すべく、巨大シンビオートを送り込む。
ヴェノムは自由の女神を観たいと言い、エディはニューヨークを目指す。しかし所持金ゼロのエディには移動手段がなく、ヴェノムの状態で飛行機に掴まって空を飛んだり、馬に憑依して高速で疾走したりする。そこへ、巨大シンビオートと軍の特殊部隊の双方が襲いかかってくる。
ソニー・スパイダーマン・ユニバース(SSU)として始まった『ヴェノム』の第3作になり、(恐らく)完結編になる。中盤まではエディとヴェノムのロードムービー風で、前作では一時的に決裂していたふたりが、今回は良好な仲を保っているようだ。ただ、個人的には何を見せられているのだろうと思ってしまった。
事態は、エディ/ヴェノムが軍に捕獲されたところから緊張感を増す。基地内ではシンビオートの研究が進められていたが、研究者たちはシンビオートを解放して自らに寄生させ、侵入してきた巨大シンビオートに対抗。さながら、ヴェノム版アベンジャーズの様相を呈している。しかし巨大シンビオートが次々に送り込まれ、ヴェノムはある決断をする。
キャストは、エディにトム・ハーディ。前作『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』と同様製作にも携わっていて、シリーズへの力の入れようが感じられる。元恋人のアンは今回登場しないが、エディ行きつけのコンビニ店員チェン(ペギー・ルー)が、前2作とは全く異なる形で登場する。
ヴェノムを含むシンビオートは、もともと地球外の生命体であるとされていた。今回、シンビオートの創造主でラスボス的なヌルの存在が出だしの時点で明らかになり、終盤では巨大シンビオートを追加で送り込む。ミッドクレジットでは、ヌルが自ら始動することが示唆され、ポストクレジットにも何やらヤバそうな光景が。これらが、SSUとして発展していくのか、それとも、、、
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