ランボー/怒りの脱出(1985年)
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ランボー シルベスター・スタローン, ジェームズ・キャメロン
服役中のジョン・ランボーを訪ねた元上官のトラウトマンは、刑の放免と引き換えに極秘任務をおこなうよう説得する。その任務は、ベトナムで戦後10年以上が経ってもなお捕らえられている、捕虜の写真を撮ってくることだった。ランボーは写真だけ?と反発したが、その任務を受ける。
タイの米軍基地からベトナムに潜入したランボーは、情報員のコー・パオと合流。ふたりで収容所へ向かうが、捕虜の惨状を目の当たりにすると救出を開始する。やがて米軍ヘリコプターが救出に来るが、ランボーが捕虜を連れているのを確認すると、作戦中止が指示され、ランボーたちは置き去りにされてしまう。
前作『ランボー』から3年後に公開された続編になり、よりアクション色が強くなっている。今ではよく知られているが、前作の原題は『First Blood』(どちらが先に仕掛けたか、の意)だったのが、日本では『Rambo』として公開。本作の原題は『Rambo: First Blood Part II』で、以降冒頭に「Rambo」がつくのが世界標準になった。
舞台がタイ~ベトナムの自然になったこと、アメリカ人捕虜、ベトナム兵とその後ろ盾になっているソ連軍と、戦争がまだ終わってはいないと思わされる状況設定になっている。前作では実は誰も殺していないランボーも、今回は相手が明確に敵ということもあり、容赦しない。銃器はブッ放し放題、先端に爆薬を仕掛けた特殊な弓矢を使い、敵を仕留めていく。
今回アクセントになっているのが、女性情報員のコー・パオだ。わずかな期間ではあったが、ランボーと心を通わせる。ランボーな囚われの身になったときは助け出す戦闘力を持ち合わせているが、アメリカに行きたいという願望を話したのは、まさに死亡フラグだった。ランボーは、彼女がつけていたペンダントを自分の首に巻く。
本作は1985年5月に公開。シルベスター・スタローンは、主演のほかジェームズ・キャメロンと共に脚本を担っている。同年11月には『ロッキー4』が公開されるが、こちらは監督と脚本も務めている。翌1986年には刑事もののアクション映画『コブラ』が公開されていて、いやはやものすごい仕事量だ。
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