ABWH『An Evening of Yes Music Plus』
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最終更新日:2024/09/17
Yes
1988年にイエスを脱退したジョン・アンダーソンが、70年代活動時のメンバーに声をかける。応えたのは、ビル・ブルッフォード、リック・ウェイクマン、スティーヴ・ハウ。イエスは存続していたために名乗ることができず、4人のファミリーネームをつないでバンド名とした。
1989年9月にカリフォルニアで開催したライヴが、テレビ中継された。後にライヴアルバムとしてリリースされ、DVDとしてもリリースされている。
出だしは、ジョン・アンダーソンがバックステージを出て客席からステージ入り。メドレーで早々に『Owner Of A Lonely Heart』を演奏すると、スティーヴ・ハウのセミアコソロやリック・ウェイクマンのキーボードソロに繋いでいた。
カメラのスイッチングは、当然ながら4人に集中する。ジョン・アンダーソンとスティーヴ・ハウがフロント、ひな壇にリック・ウェイクマンとビル・ブルッフォードという配置。サポートは、ギター、ベース、キーボードの3人だ。リック・ウェイクマンの鍵盤の多さ、ビル・ブルッフォードのシンバルやシンセドラムの多さには驚かされる。
中盤の大作『Close To The Edge』は、演奏終了後に数分間スタンディングオベーションとなった。よくよく考えると、この4人は『こわれもの』『危機』という、イエス絶頂期のメンバーだ。がしかし、この4人で制作したアルバム『閃光』の組曲ナンバーである『Brother Of Mine』『Order Of The Universe』も、負けず劣らず演奏力の高さを放ち、観客を魅了していた。
『Roundabout』の後、メンバー全員がステージ前方に並んで挨拶。ここでクレジットも流れ、おしまいかと思いきや、アンコールで『Starship Trooper』を演奏。トータル2時間オーバーのライヴだった。
ABWHは、1990年2月に来日公演も行っている。その後セカンドアルバムの制作に着手するが、クリス・スクワイアのイエスと融合。8人イエスとなる。
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