300 スリーハンドレッド(2007年)
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最終更新日:2024/10/15
300 ジェラルド・バトラー
紀元前480年のスパルタ。レオニダス王は、ペルシア帝国クセルクセス王による服従の要求をはねつけ、使者を殺害。レオニダスは、戦争に備えて出兵の承認を得るためにエフォロイに伺いを立てるが、却下されてしまう。そこで、300の兵を連れて「散歩」と称して出兵する(エフォロイはペルシア帝国と通じていた)。
ペルシア軍100万の兵に対し、スパルタ軍は合流したアルカディア兵の援軍を得て、狭い地形の灼熱の門に陣取って迎え撃ち、ほぼ無傷で緒戦に勝利。クセルクセスは自ら赴いて服従を迫るが、レオニダスはそれを拒否。その後、ペルシア軍は迂回路を抑え、スパルタ軍を挟み打ちにせんとする。
古代ギリシアの時代、テルモピュライの戦いに題材を得た、グラフィックノベルの原作の映画化になる。必ずしも史実に忠実ではなく、脚色がされているとのこと。
戦闘シーンは、よく言えば迫力に満ちているが、首や手足が切り落とされるなど、生々しくかなりエグい。兵士のほとんどは上半身をあらわにしていて、腹筋の割れ具合はCGではないかと思ってしまう(ネットで調べたら、制作費を抑えるために演者たちに鍛えるように指示していたそうだ)。
キャストは、レオニダスにジェラルド・バトラー。ゴツくて鍛え上げられた肉体は、まるで彫刻のようだ。妻ゴルゴはレナ・ヘディで、『ブラザーズ・グリム』でアンジェリカを演じていた人。レオニダスの部下のひとりを、なんとマイケル・ファフベンダーが演じていた。
監督はザック・スナイダーで、この人にとってはキャリアのほぼ最初の時期になる。続く『ウォッチマン』で名を上げ、DCエクステンデッド・ユニバースの監督も務めるが、世界観や映像そのもののダークさは、本作の時点で既に確立されている。
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