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ブレイクアウト(2011年)

ブレイクアウト

宝石ディーラーのカイルは、久しぶりに自宅に帰ってきた。妻サラはディナーの用意をするが、遊びたい盛りの娘エイヴリーは自宅を抜け出してパーティーに行ってしまう。そこへ警備会社を装った覆面の強盗男が侵入し、カイルと妻は監禁されてしまう。

強盗とカイルたち家族との攻防を中心としたサスペンスもので、舞台のほとんどがカイルの自宅内という、ほぼ密室劇(とはいえ、この自宅は郊外に建つプールつきで大きな金庫もあり、ホームセキュリティーも備えている豪邸なのだが)。地味な作品だが、個人的には結構好きな作風だ。

序盤は強盗の独壇場だが、カイルは宝石の知識をもとに心理戦に持ち込み(そこまでにかなり傷を負わされるが)、次第に強盗陣にも焦りが見え始める。強盗も全員が同じ目的というわけでもなく、それぞれに思惑があった。主犯格の男がカイルを追い詰める役どころだが、その弟は実は警備員としてこの邸宅に出入りしていて、サラに特別な感情を抱いていた。

カイルを、サラをという、アカデミー受賞コンビが共演。強盗のリーダーがベン・メンデルソーンという人で、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』での帝国軍オーソン、『レディ・プレイヤー1』のIOI社長ソレントなど、悪役が多い人だ。

監督がで、『オペラ座の怪人』『セント・エルモス・ファイヤー』『バットマン・フォーエヴァー』『バットマン&ロビン』などの監督もしていて、そればかりかやシールのPVも手掛けたことのある人だ。

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