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スノーホワイト(2012年)

スノーホワイト

捕虜を装い、マグナス王に近づいて結婚したラヴェンナ。やがて王を殺害し、王国を乗っ取ってしまう。前夫人の娘スノーホワイトは、囚われて幽閉される。ラヴェンナは、若者から生気を吸い取って若さと美貌を保つ魔女だった。

世界でいちばん美しい女性の名を答える鏡は、常にラヴェンナと答えていたが、あるときスノーホワイトと答える。ラヴェンナはスノーホワイトを連れてくるよう弟フィンに指示するが、スノーホワイトは危険とされる黒い森に逃げ込む。フィンは、森に精通している漁師のエリックに、スノーホワイトを探し出すよう命じる。

グリム童話『白雪姫』をベースにした、ダークファンタジー作品になる。7人のこびとも毒リンゴもいちおう出てくるが、作品全体を包むトーンは暗い。スノーホワイトも、ただ守られるだけでなく、気の強さを見せたりエリックに取引を持ちかけて自身を守るようにしたりと、アクティブな面も見せる。

キャストは、スノーホワイトをクリステン・スチュワート。『トワイライト』シリーズの主人公だが、個人的には未見。『ランナウェイズ』でジョーン・ジェット役だったのを覚えている。エリックはで、時期的には『アベンジャーズ』の後で、役者として力をつけ始めてきた頃になる。

本作の実質的な主人公と言っていいラヴェンナは、。悪役ながら、存在感は絶大だ。本作の後には、『プロメテウス』に出演している。監督はルパート・サンダースで、この人にとってのハリウッド長編デビュー作。後に、『ゴースト・イン・ザ・シェル』の監督も務めている。

森の中はさすがにロケだと思うが、豪華な城や街並みはセットのようだ。また、鏡やラヴェンナの魔法のシーンではターミネーターを思わせるCGを駆使していて、視覚的なインパクトはかなりのものだった。

主題歌がの『Breath Of Life』とのことだが、劇中では流れなかった。

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