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『坂本龍一トリビュート展 音楽/アート/メディア』に行ってきた

公開日: : 坂本龍一

坂本龍一トリビュート展 音楽/アート/メディア

初台のインター・コミュニケーション・センター(ICC)で開催されている、のトリビュート展に行ってきた。

展示ブースは、大きく3つ。第一が、坂本のインスタレーションに坂本の音楽を合わせた映像。来場者が触れるボタンが設置されていて、長押しするとランダムに映像が変わり、左右に回すと音の周波数を変えることができた。映像の種類は、4つか5つくらいだと思う。

坂本龍一トリビュート展

第一の真裏にある第二のブースでは、3種類の映像作品が流れていた。アブストラクトな映像から、やがてピアノを弾く坂本がアップになり、そして引きのアングルになると、バックに世界各地の映像が早回しで流れ、まるで坂本が時空の中で演奏しているようなイメージになった。ここまでは、暗い室内での巨大スクリーンによる展示だった。

Playback 2022

第三のブースは、複数の展示の集合になる。alva notoとのライヴ映像をヘッドフォンで楽しんだり、世界各地のアーティストたちがその地で制作した音を坂本がディレクションして発表した『Playback』のアナログレコード、最後のオリジナルアルバム『12』のジャケットアート、ICCとの関わりも含めた年表など。中央に鎮座しているピアノは、不定期に自動演奏が作動していた。

震災ピアノ

この展示には、4種類の上映プログラムもある。ワタシが予約したのは、alva notoと坂本が組んだパフォーマンスの2点セット。シアターの席数の関係上、休日はすぐ予約が満席になってしまい、なんとか予約することができた。

「insen live (short)」は、コンピューターで電子音を操作するalva notoことカールステン・ニコライ、そしてピアノを弾く坂本とのライヴで、バックにはアブストラクトな映像が流れていた。「glass」は、ガラス張りの建築物グラスハウスにてふたりがコンピューターやシンセサイザーでプレイ。後半、坂本はマレットでガラスを触り、それが音として発せられていた。ガラスの水玉デザインは、草間彌生だった。

この展示は、3月10日まで開催されています。展示物は、静止画は撮影可能です。

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