マーベルズ(少しネタバレ)
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最終更新日:2023/11/14
キャプテン・マーベル サミュエル・L・ジャクソン, マーベル
戦争状態にあったクリー人とスクラル人は和平交渉に臨むが、そこへキャプテン・マーベルことキャロル・ダンヴァースが侵入。クリー人の指導者ダー・ベンはキャロルを「破壊者」と呼び、交戦。しかしキャロルが電撃を繰り出したタイミングで、宇宙ステーションのモニカ・ランボー、地球のミズ・マーベルことカマラ・カーンと入れ替わる事象が発生する。
3人は、キャロルの宇宙船内で合流。アベンジャーズオタクでキャロルの大ファンのカマラは、興奮を隠せない。一方のモニカは、複雑な面持ち。少女時代に母親のマリアと共に家族同然でキャロルと暮らしていて、彼女がかなり長い年月地球に戻らず、その間にマリアは亡くなっていた。キャロルは地球に戻れなかった理由を話して和解し、3人は「マーベルズ」としてダー・ベンを阻止しようとする。
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)フェーズ5の作品になり、劇場公開としては『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME3』以来となる。主人公は実質3人いるが、『キャプテン・マーベル』シリーズの2作目と考えてもいいと思う。
ただ、最近の傾向でもあるが、ディズニープラス独占配信のドラマを観ているかいないかで、ストーリーの理解度は変わってくる(ワタシは未見)。ミズ・マーベルは単体のドラマがあり、モニカが能力を身に付けたのは『ワンダビジョン』でのことだそうだ。
キャロルは当たり前のように空や宇宙空間を飛び、手から電撃を発し、パワーもすごい。MCU最強ヒーローと呼ばれるのも伊達ではなく、DCエクステンデッド・ユニバースのスーパーマンクラスの能力と見ていいだろう。一方で自ら責任を背負いすぎるなど、精神的には不安定な一面もある。そこをうまくカヴァーするのが、モニカでありカマラであり、ニック・フューリーだ。
他作品のヒーロー関連では、ヴァルキリーが少しだけ登場。彼女も、キャロルのよき理解者のひとりだ。そして、エンドロールでのミッドクレジットは2編。1編は、カマラがケイト・ビショップをスカウトし、アントマンことスコット・ラングの娘キャシーにも声をかけると発言。ケイトはクリント・バートンに弟子入りした、2代目ホークアイだ。
もう1編は、モニカがマルチバースで母マリアと瓜二つの女性、および『Xメン』のビーストと邂逅。『Xメン』のMCU加入は以前から噂にはあったが、いよいよ実現するのだろうか。
キャストは、キャロルのブリー・ラーソン、フューリーのサミュエル・l・ジャクソン、ヴァルキリーのテッサ・トンプソンはもちろん不動。モニカはテヨナ・パリスという人、カマラはイマン・ヴェラーニという子。ダー・ベンはゾウイ・アシュトンという人だが、なんとプライベートではロキを演じるトム・ヒドルストンのパートナーだそうだ。
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1995年。クリー帝国の首都惑星ハラにて、エリート部隊スターフォースに所属するヴァースは、6