フジロック’23(Fuji Rock Festival)を振り返る(1) – 会場など
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Fuji Rock Festival'23 フジロック, フー・ファイターズ
【アフター(ウィズ)コロナでの開催】
過去2年と異なり、今年は公式アプリの登録や入場時のアプリ画面提示・アルコール手指消毒・検温などは不要になっていた。ライヴ中の声出しもOK。マスク着用も任意で、つけている人はあまり見かけなかった。コロナ感染起因でキャンセルしたアーティストも、いなかったと思う。
【天候】
とにかく今年は暑かった。連日35度くらいまで気温が上がり、日没後もさほど肌寒くはならなかった。初日は午後に20分ほど小雨が降ったが、そのほかは好天に恵まれた。大量に汗をかき、水分はこまめに摂った。トイレに行く回数も、例年よりはるかに少なかった。
【動員】
主催者発表で以下の通り。
7月27日(木) 18,000人 (前夜祭)
7月28日(金) 29,000人
7月29日(土) 38,000人
7月30日(日) 29,000人
4日間のべ来場者数 114,000人
一昨年のべ35,449人、昨年のべ69,000人という集客を思うと、今年はほぼ例年の動員に戻った感がある。ワタシが体感した中では、2日目のフー・ファイターズ、3日目のブラック・ミディとウィーザーのときの密集度が、ハンパではなかった。
【ステージ】
パレス・オブ・ワンダーが復活し、例年とは少し場所が変わっていた。去年はオアシスエリア内だったルーキー用ステージも、パレス内に戻った。ジプシー・アヴァロンは、過去2年はオレンジコート内の設置だったが、今年は元の場所に戻っていた。木道亭は「森のピアノ」と題され、誰でも自由に弾ける場になっていた。BSに「駅ピアノ」「空港ピアノ」という番組があって、素敵だなと思っていたが、フジロックにもそういう場ができていた。
【グッズ販売】
オフィシャルグッズはネットオーダーして会場で受け取るシステムが提供されていて、はじめて利用した。前夜祭の日に時間指定し、専用ブースで待ち時間がほとんどかからずに受け取れた。アーティストグッズは、初日は長蛇の列を横目にパス。2日目は、日中に通りすがり、列は短くなってはいたがパス。3日目の午後に、待ち時間ゼロで購入。ただし、このときは売り切れているアイテムもあった。
【支払い方法】
物販と飲食で、完全キャッシュレスが実現。しかし、実は現金使用不可とされていた。そして、初日夕方に問題発生。端末がエラーとなり、電子マネーが軒並み使用不可になってしまった(クレジットカード払いは問題なし)。急遽、主催者が現金使用可をアナウンス。2日目以降電子マネー使用可に戻ったようだが、それでも端末との相性があってなかなか読み込めないなどのトラブルがあったようだ。完全キャッシュレスはもちろん歓迎だが、「オンリー」にしてしまったのは早急すぎたと思う。
【食事】
集客が戻ったこともあってか、初日の午前以外はほぼ慢性的に混雑していた印象だ。2日目や3日目の夕方になると、売り切れが続出。いちごけずり(かき氷)とぐるぐるウインナーは、今年も食べることができた。ポカリスエットのブースでは、5種類くらいの飲料を販売していたが、3日目になるとポカリとイオンウォーター以外は完売していた。
【ネット通信事情】
ワタシの携帯キャリアはドコモだが、初日の午後からつながりにくくなった。夜のフィールド・オブ・ヘヴンではなんとかつながったが、2日目以降はほぼつながらなかった。ここ数年、ライヴの記事は極力その場で公開していたのだが、今年は断念。すきま時間に記事を書き留め、帰宅後に自宅PCから一挙にまとめて公開した。うーん、一週間レンタルできる、モバイルWi-Fiルーターでも探した方がいいだろうか。
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