26回目のフジロック、26回目の参加
公開日:
:
Fuji Rock Festival'23 フジロック, レッチリ
先日、BSの「X年後の関係者たち」という番組でフジロックを扱っていたのを観た。運営に携わる人たち、そして高校生のときに一般客として参加したLEO今井をゲストに迎え、カズレーザーが進行。スマッシュの代表日高さんも、VTRで出演していた。
約半分の時間が、富士天神山スキー場で開催した第1回に費やされた。運営サイドから見た対応は既に知っていることが大半だったが、LEO今井のコメントは新鮮だった。体力的に限界を迎えていたところ、風邪をひいたと言えばバックステージで休ませてもらえるらしいと聞き、実際そうしたとのこと。目の前をアーティストたちがふつうに歩いていて、声をかけたかったがそれをすると仮病がバレるので(笑)、結局自重したそうだ。
番組の後半は、2年目の豊洲開催と3年目の苗場開催について、会場を決めた経緯などがコメントされた。こちらも、おおよそ既に聞き知っている内容だった。番組出演した運営者たちは、恐らく第1回から現在まで携わり続けている歴戦の強者たちだと思う。
ワタシは、第1回には会社の同期の友人と共に参加した。この年1997年は、消費税が3パーセントから5パーセントに改定された年で、5パーセントになる直前に新車を購入していた。当然あちこち走り回りたいモードになっていて、山梨県の天神山まで行くことに何のためらいもなかった。
現地には、確か深夜2時頃に到着。この時点では、まだ雨は降っていなかった。車中で仮眠し、最初のバンドが始まる11時頃に会場内に行ってみると、雨が降っていた。事前の思惑ではできるだけ多くのバンドを観るつもりでいたが、それでは1日もたないと思い、ハイロウズまで車内で体力を温存。以降、ほぼ1組観終わった後にクルマに戻り、濡れたT シャツを着替えて次のアーティストが始まる時間まで待った。
駐車場は敷地内と敷地外の2箇所だったが、ワタシは運良く敷地内が当たっていた。会場入口から2分とかからない距離だったので、今思えばとてもラッキーだった(その代わり、終演後は道路が大渋滞して駐車場から出るまでに1時間以上かかった)。
第1回のフジロックがすぐに伝説扱いされたことには、参加した身としては違和感があった。大変だった、死人が出なくてよかったというのが、正直な気持ちだった。2006年の10回目のフジロック、2日目のレッチリのステージを観たときに、第1回のレッチリのステージが脳裏によみがえった。あれから10年経ったんだなあと、しみじみしたのを記憶している。
第1回から26年、26回目のフジロック。明日、現地入りします。
関連記事
-
リゾ(Lizzo)@フジロック’23
豪華でド派手なステージセットが組まれ、後方向かって左下の扉が開いてリゾ登場。黒いアイマスクを
-
矢沢永吉@フジロック’23
サマソニ出演歴はあるが、フジロック出演は初となる永ちゃん。個人的にも、今回はじめて観ることに
-
ウィーザー(Weezer)@フジロック’23
当初は観るかどうか決めていなかったウィーザーだが、前日フー・ファイターズを観たときにフルで観
-
フー・ファイターズ(Foo Fighters)@フジロック’23
個人的に、はじめてフーファイを観たのが95年12月のクラブチッタ公演。以降、フェスや単独でい
-
イースタン・ユース(eastern youth)@フジロック’23
ベテランにしてフジロック常連バンドで、個人的には10年以上前に一度ラジオ番組の収録で観たこと
- PREV
- 4DX Screenは映画体感型の究極か
- NEXT
- フジロック’23前夜祭