PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.2『First Guardian』
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最終更新日:2023/05/16
PSYCHO-PASS サイコパス
省庁間の人事交流により、外務省の花城フレデリカが公安局刑事課一係に出向してきた。花城は執行官の須郷徹平に声をかけ、外務省にスカウトしようとする。須郷は元国防省所属の軍人だったが、犯罪係数を悪化させて潜在犯認定され、執行官になっていた。
国防省時代、須郷は沖縄基地で「フットスタンプ作戦」に関わり、上官や同僚を事故で失っていた。その後国防省ビルがドローンに襲撃され、須郷は容疑者として公安の監視官青柳と執行官征陸の取り調べを受ける。征陸は須郷が犯人ではないことを見抜き、須郷も真相究明のため捜査に協力し、ふたりと行動を共にする。
時間軸的に、冒頭は第2期と第3期の間と思われ、花城をメンバーに紹介したのは常守朱だった。物語の大半は須郷の国防省時代で、第1期よりも前になる。須郷は後に第2期で青柳の配下になり、後に常守・霜月配下に転属している(鹿矛囲の策略に嵌められた青柳の犯罪係数が高くなってしまい、彼女とわからずに執行してしまう)。これらを知っていて観ていると、かなり興味深い。
そして、もうひとりの主人公と言える征陸の渋さがたまらない。第1期では息子の宜野座に目の敵にされ、それは本作でも見受けられるが、「フットスタンプ作戦」の実行地となった沖縄で捜査をおこなった際、青柳が気を利かせて征陸を実家に立ち寄らせる。療養していて意識がはっきりしているかも微妙な妻に、息子の成長を嬉しそうに語る姿にはじぃんとさせられる(ただ、宜野座が征陸を憎んでいるのは、潜在犯になったことで自分だけでなく母まで辛い目に遭ったからでは、という想像もしてしまう)。
ラストはまた冒頭と同じ時間軸に戻り、須郷は花城のスカウトを断っている。しかし第3期では、狡噛慎也や宜野座伸元と共に外務省所属になっている。
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