ジェーン・エア(日本公開2012年)
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最終更新日:2024/10/15
ドラマ マイケル・ファスペンダー
中世のイギリス。幼くして両親と叔父を亡くし、叔母とその息子に虐げられるジェーンは、寄宿学校に引き取られる。そこでも教師のいじめにあい、更には親友を病気で亡くしてしまう。しかし、ジェーンは教養を身に付けて卒業。家庭教師として屋敷に住み込み、やがて主ロチェスターと身分の違いを越えて惹かれあい、2人は結婚を誓い合う。しかし式の当日、ジェーンはロチェスターの秘密を知ることに・・・。
ジェーンは決して美人ではなく、また当人もそれを自覚している。少女期の不遇から愛されることに慣れてなく、不器用さがにじみ出ているが、一方でロチェスターも身分や家柄に振り回されて苦悩する不器用さを持っていて、ふたりはどこか似た者同士だ。
ワタシは公開当時劇場で観たのだが、この作品自体大規模な公開ではなく、シネコンでも小さいシアターでの上映だった。とはいえ、なんと満席。決して派手さはなく、ロチェスターとジェーンの恋愛も、ことばのやりとりによる心理的な駆け引きから始まるという、かなり地味な展開。ではあるが、静かで淡々と話が進むうち、吸い込まれるように魅入ってしまった。
ジェーンは、ミア・ワシコウスカ。本作のほか、『アリス・イン・ワンダーランド』の主人公アリスでも観たことがある。ロチェスターはマイケル・ファスベンダーで、ワタシが観たことがあるのは『プロメテウス』『エイリアン:コヴェナント』『ソング・トゥ・ソング』といったところ。監督はキャリー・ジョージ・フクナガで、後に『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』の監督も務めている。
原作はブロンテ三姉妹の長姉シャーロット・ブロンテによる小説で、映画化も本作がはじめてではないようだ。1996年にはシャルロット・ゲンズブール主演で映画化されているとのことで、こちらも気になっている。
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