*

クリーム(Cream)『Royal Albert Hall: London May 2-3-5-6 2005(DVD)』

公開日: : 最終更新日:2024/10/11 Cream , ,

クリーム(Cream)『Royal Albert Hall: London May 2-3-5-6 2005(DVD)』

2005年に再結成した、クリームのライヴ映像を観た。

会場は、彼らがラストライヴを行った場所でもある、ロイヤル・アルバート・ホール。5月に計4公演行われ、その中からベストパフォーマンスをセレクトして作られている。メンバーの衣装が曲により変わるのは、そのためだ。は黒やブルーのシャツで、ジンジャー・ベイカーが着ていたTシャツは恐らくツアーグッズと思う。

解散以来37年ぶりのライヴで、見慣れているクラプトンはともかく、ジンジャーとジャック・ブルースは見事なまでに老け込んでいて、ちゃんと演奏できるのかと不安にさせられる。しかし、それもオープニングの『I'm So Glad』で吹っ飛んだ。ジンジャーのドラムは攻めからリズムキープに転じ、ジャックは曲により椅子に腰掛けてはいるが、それでも三位一体の音が溢れ出ている。

37年前にバンドを牽引していたのは、いちおうジャックだったと思う。しかし、この場でバンドを牽引しているのは、3人の中で最も現役度をキープしているクラプトンで、やはり存在感が違う。再結成を持ち掛けたのも、クラプトンだそう。ジャックは、肝臓の手術をしたばかりなのだそうだ。曲はクリームのキャリアを網羅するベストヒットだが、クラプトンのライヴではお馴染みの『Badge』は、この3人では初ライヴだそうだ。

近年のクラプトンは、盟友たちとのコラボレーションが多い。代表的なのは、自身がオーガナイザーを務めるクロスロード・ギター・フェスだが、そこで共演したひとりのジェフ・とは、日本にて世界初の2人名義でのライヴまでやってしまった。ブラインド・フェイス時代の盟友ともツアーをおこない、共に来日している。

関連記事

クリーム(Cream)『Wheels Of Fire/クリームの素晴らしき世界』の盤面にキズが

エリック・クラプトン、ジャック・ブルース、ジンジャー・ベイカーによる元祖スーパーグループのク

記事を読む

クリーム(Cream)『Classic Albums :Disraeli Gears』

ロックの名盤アルバムが如何にして誕生したかを検証するドキュメンタリー、クラシック・アルバムズ

記事を読む

ジャック・ブルース(Jack Bruce)さん死去

ベーシスト、ジャック・ブルースさんが25日に亡くなった。71歳だった。 ジャズやクラシ

記事を読む

  • 全て開く | 全て閉じる
PAGE TOP ↑