レッチリ(RHCP)ベスト初回盤、CDとDVDどっちがボーナス!?
レッド・ホット・チリ・ペッパーズは2003年に(その時点での)ワーナー時代のベスト盤をリリースしているのだが、初回盤にはDVDが同梱されている。
DVDの内容は、PV集、PVメイキング、メンバー挨拶、ツアードキュメントと、大きく4つのメニューで構成。PVは見慣れた映像が多かったが、『By The Way』と『Universary Speaking』はストーリーがつながっていることを知る。前者では、アンソニーが乗ったタクシーの運転手が熱狂的レッチリファンで、アンソニーと知るやタクシーを暴走させてしまい、アンソニーが逃げるようにして降りたところ、チャドがそのタクシーを拾ってしまうというもの。そして後者は、この運転手がレッチリの野外ライヴにチケットもないままなんとか入ろうとしてはセキュリティに叩き出され、結局は忍び込めてしかもステージにまで上がってしまい、アンソニーに雑誌を手渡すというものだ。この雑誌は、アンソニーがタクシーの中に置いて行ったものだった。
PVメイキングはこの『By The Way』で、メンバーやスタッフはもとより、この運転手もクローズアップされていた。もともとはジム・キャリーに依頼していたが、曲が気に入らないという理由で断られ、でもってこの人が抜擢されたとのことだ。
そしてツアードキュメントだが、これがとんでもなかった。『Californication』のツアー時で、2000年1月の日本公演から始まり、オーストラリアのビッグ・デイ・アウトへと続いて行く。ホテルでくつろぐメンバー、タワレコ渋谷店でのイベント(ワタシもイベントに参加するために整理券を奪取すべく並んだのだが、わずか5、6人前で配布が終了してしまった/涙)、楽屋でヨガをしていたり、アンソニーが変装して客に混じったり、デイヴ・グロールがステージに飛び入りしたりと、興味深いシーンが次々に飛び出す。
しかしこのドキュメント、長い長い。気軽に観始めたのだがなかなか終わらず、といって途中で切り上げることもできず結局観続けたのだが、なんとこれだけで80分くらいあった。観終わった後となっては、DVDがメインでCDの方がボーナスなんじゃないかと錯覚してしまうくらい。もの凄いヴォリュームには満足感があるのだが、あえて不満を言わせてもらえれば、DVDの収録時間はパッケージに表記してほしい。
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